国技館の近隣の相撲の聖地、出雲大社が創建や祭祀に関わる
[住所]東京都墨田区亀沢2-8-10
[電話]03-5608-6951

野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)は、東京都墨田区亀沢にある神社。以前までは御朱印はあったが、現在は対応していない。御朱印に関する問い合わせはご遠慮下さいとのこと。

相撲の始祖とされる野見宿禰を祀る。現在は、両国国技館の近隣に所在し、日本相撲協会により管理されている。

以前まで、境内は相撲ファンや観光客に広く公開されていたが、現在では関係者のみしか境内に立ち入ることができない。

明治16年(1883年)、第80代出雲国造で出雲大社宮司の千家尊福が、当地の東側に部屋があった初代高砂浦五郎に相撲道の祖神の奉斎を図った。

翌明治17年(1884年)、九條公爵や五條子爵の後援のもと、元津軽家の屋敷跡に創建されたのが当社の創始。

もとの社殿は東京大空襲によって焼失したが、昭和28年(1953年)6月に再建され、現在に至るまで相撲関係者の崇敬を集めている。

年3回の東京で行われる本場所の取組編成会議終了後に出雲大社東京分祠の神職のもと、協会執行部と審判部幹部、各一門の審判委員や相撲茶屋関係者などにより例祭が執行される。

また、新しく横綱が誕生した際には、神前で土俵入りを披露する慣例となっている。

以上のように、出雲大社とゆかりが深い。野見宿禰は出雲国造家の祖神である天穂日命の14世孫にあたり、第13代出雲国造でもあって、やはり大事な御先祖、祖神の1柱。

当社境内には歴代横綱之碑がある。昭和27年(1952年)11月に協会により建立された。

二基のうち一基には初代明石志賀之助から46代朝潮太郎まで、もう一基には47代柏戸剛以降の名前が刻銘されている。

社殿前には31代横綱常ノ花寛市が奉納した大きな自然石の御手洗がある。境内周囲を囲む玉垣の石柱には多くの相撲関係者の名が刻銘されている。

【ご利益】
武運長久・勝運、身体壮健、健康長寿
野見宿禰神社 東京都墨田区亀沢
【関連記事】
東京都の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、東京都に鎮座している神社の一覧
野見宿禰神社 東京都墨田区亀沢の御朱印