室町期に世田谷城鬼門鎮護に勧請、勇壮な9月例祭の町内御輿宮入り
[住所]東京都世田谷区代沢3-25-3
[電話]03-3421-5776
北沢八幡宮(きたざわはちまんじんじゃ、北澤八幡宮)は、東京都世田谷区代沢にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。オリジナルの御朱印帳がある。
室町時代の文明年間(1469年-1487年)、世田谷城の鬼門鎮護として、当時城主だった吉良頼康の勧請で創建され、七澤八社随一正八幡宮と称された。
七澤とは世田谷地区の北澤、上馬引澤、下馬引澤、野澤、奥澤、深澤、池澤のこと。当宮の御祭神は、応神天皇・比売神・神功皇后・仁徳天皇。
江戸時代前期の慶安3年(1650年)、八幡宮領7石4升を旧例に従って寄進との知行斎藤摂津守による黒印状があったとされ、下北沢村の鎮守として栄えた。
当宮については、江戸の地誌に関する書、村尾正靖『嘉陵紀行』にも記載されている。
江戸時代後期の文化9年(1812年)、当時別当だった森巌寺が火災に遭い、一切の古文書が焼失したため、詳しい由諸は不明。
例祭は9月第1土曜日に宵宮祭、日曜日が本祭。せたがや百景の一つで、下北沢地区の最大級の年中行事。境内から森巖寺方面にかけて露店が並ぶ。
現在、本社神輿は御開帳のみで出御しないが、大小約20基の町会神輿が続々と参道石段を昇り、宮入りしてくる勇壮な光景がみられる。
他にも、神代神楽、舞踊、ベリーダンス、豊栄の舞、ガールスカウトの団員による迦陵頻、お囃子などの奉納があり、多くの観客で賑わう。
平成5年(1993年)に祭礼における暴力団系の出店排除を実施し、地区における暴力団排除の象徴的存在の一つになっている。
安永2年(1773年)銘の八播神像、嘉永4年(1851年)修補銘の八幡坐像、嘉永7年(1854年)銘の「七沢八社随一正八幡宮」とある拝殿額などを蔵する。
現在の社殿は昭和59年(1984年)に新築され、神楽殿は明治26年(1893年)に造営の後、平成16年(2004年)に改築された。
拝殿前には幕末の嘉永5年(1852年)に建造・奉納された狛犬が一対、安置されている。また、文政7年(1824年)銘の斉田東野筆手洗石が水舎にある。
境内社に、円海稲荷社(倉稲魂神)、高良玉垂社(高良玉垂命)、産土社(産土大神)、弁天社(多岐理比売命・市杵島比売命・多岐津比売命)、野屋敷稲荷社・愛宕稲荷社・長栄稲荷社などがある。
産土社の社殿は、嘉永5年(1852)に建てられた当宮の旧本殿が転用されている。
社務所の前には当宮限定勾玉おみくじガチャが置かれている。一回300円で、赤瑪瑙・黒瑪瑙・砂金石・水晶・紅水晶のうち、その時の自分に必要な石が当たるとされている。
スピリチュアル・カウンセラー江原啓之が当宮で一時期神職として奉職していた。また、落語家の立川談四楼は当宮参集殿で20年に渡り、独演会を行なっている。
【ご利益】
厄災除け、安産、家内安全、地域安全

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北沢八幡宮(きたざわはちまんじんじゃ、北澤八幡宮)は、東京都世田谷区代沢にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。オリジナルの御朱印帳がある。
室町時代の文明年間(1469年-1487年)、世田谷城の鬼門鎮護として、当時城主だった吉良頼康の勧請で創建され、七澤八社随一正八幡宮と称された。
七澤とは世田谷地区の北澤、上馬引澤、下馬引澤、野澤、奥澤、深澤、池澤のこと。当宮の御祭神は、応神天皇・比売神・神功皇后・仁徳天皇。
江戸時代前期の慶安3年(1650年)、八幡宮領7石4升を旧例に従って寄進との知行斎藤摂津守による黒印状があったとされ、下北沢村の鎮守として栄えた。
当宮については、江戸の地誌に関する書、村尾正靖『嘉陵紀行』にも記載されている。
江戸時代後期の文化9年(1812年)、当時別当だった森巌寺が火災に遭い、一切の古文書が焼失したため、詳しい由諸は不明。
例祭は9月第1土曜日に宵宮祭、日曜日が本祭。せたがや百景の一つで、下北沢地区の最大級の年中行事。境内から森巖寺方面にかけて露店が並ぶ。
現在、本社神輿は御開帳のみで出御しないが、大小約20基の町会神輿が続々と参道石段を昇り、宮入りしてくる勇壮な光景がみられる。
他にも、神代神楽、舞踊、ベリーダンス、豊栄の舞、ガールスカウトの団員による迦陵頻、お囃子などの奉納があり、多くの観客で賑わう。
平成5年(1993年)に祭礼における暴力団系の出店排除を実施し、地区における暴力団排除の象徴的存在の一つになっている。
安永2年(1773年)銘の八播神像、嘉永4年(1851年)修補銘の八幡坐像、嘉永7年(1854年)銘の「七沢八社随一正八幡宮」とある拝殿額などを蔵する。
現在の社殿は昭和59年(1984年)に新築され、神楽殿は明治26年(1893年)に造営の後、平成16年(2004年)に改築された。
拝殿前には幕末の嘉永5年(1852年)に建造・奉納された狛犬が一対、安置されている。また、文政7年(1824年)銘の斉田東野筆手洗石が水舎にある。
境内社に、円海稲荷社(倉稲魂神)、高良玉垂社(高良玉垂命)、産土社(産土大神)、弁天社(多岐理比売命・市杵島比売命・多岐津比売命)、野屋敷稲荷社・愛宕稲荷社・長栄稲荷社などがある。
産土社の社殿は、嘉永5年(1852)に建てられた当宮の旧本殿が転用されている。
社務所の前には当宮限定勾玉おみくじガチャが置かれている。一回300円で、赤瑪瑙・黒瑪瑙・砂金石・水晶・紅水晶のうち、その時の自分に必要な石が当たるとされている。
スピリチュアル・カウンセラー江原啓之が当宮で一時期神職として奉職していた。また、落語家の立川談四楼は当宮参集殿で20年に渡り、独演会を行なっている。
【ご利益】
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