江戸前期に近江坂本を勧請した山王権現、だんじりと13本の保存樹林
[住所]大阪府大阪市鶴見区今津中5-5-23
[電話]06-6961-6682

今津比枝神社(いまづひえじんじゃ)は、大阪府大阪市鶴見区今津中にある神社。近代社格では村社。単に比枝神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

江戸時代前期の元禄4年(1691年)、近江国坂本の日吉大社の御分霊を勧請し、山王権現と称したのに始まるという。

ただし、延宝8年(1680年)寄進の灯籠が境内にあることから、それより前に神社自体は存在したと推定されている。

御祭神は天照皇大神大山咋神大己貴命。本殿は江戸時代中期の安永5年(1776年)の造営である。

摂津国東成郡榎本村大字今津字中野および河内国茨田郡諸口村字徳庵の氏神として崇敬された。

その後、神仏分離令により明治2年(1869年)、「山王権現」は廃され、現社号になった。日枝神社・日吉神社の系列の一つ。

夏祭りと秋祭りがあり、現在は2月の節分祭含め、だんじりの曳行やお披露目がある。いわゆる今津のだんじりとして有名である。

節分祭では、だんじりの上から豆まきが行われるほか、龍踊りが奉納される。

本殿の右側に三社殿があり、天満宮(菅原道真)、大将軍社(須佐之男命)、歯神乃社(少彦名命)を祀る。また、本殿左側には金丸稲荷神社(倉稲魂命)がある。

平成6年(1994年)6月15日、市によりクスノキ、エノキなど境内13本の樹木が保存樹林に指定された。区内唯一の保存樹林で、上空を通る飛行機の目印となっているという。

【ご利益】
厄災除け、地域安全、開運招福、病気平癒
今津比枝神社 大阪府大阪市鶴見区今津中
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今津比枝神社 大阪府大阪市鶴見区今津中の御朱印