鎌倉期創建の田中稲荷と、道玄坂の豊澤稲荷を合併、13基の庚申塔
[住所]東京都渋谷区渋谷3-4-7
[電話]03-3407-1811

豊栄稲荷神社(とよさかいなりじんじゃ)は、東京都渋谷区渋谷にある神社。近代社格では無格社。

創建は鎌倉時代、金王八幡宮を創建した河崎土佐守基家の曾孫高重によって、奉斎されたと伝えられている。

創建当初は現在の渋谷駅近く、並木町31番地、公設市場と渋谷川の間にあったとされる。渋谷駅東口から国道246号線を横断したところに稲荷橋という小さな橋が現存している。

渋谷川は渋谷城の壕に利用されており、江戸時代後期の文化年間(1804年-1817年)頃までは「堀ノ外稲荷」、その後「田中稲荷」と呼ばれた。

あるいは川の端にあったことから「川端稲荷」とも称された。『新編武蔵風土記稿』中渋谷村にも「稲荷社」とあり、「田中稲荷と號す、中豊澤村東福寺の持」とある。

一方、元猿楽町の但馬豊岡藩京極家の下屋敷内に祀られていた豊澤稲荷神社は、明治初年(1868年)、中豊澤にあった多くの稲荷祠を合祀し道玄坂上に遷座した。

戦後になり、昭和27年(1952年)、田中稲荷がこの豊澤稲荷を合祀した。

さらに都の区画整理事業に伴い、昭和36年(1961年)10月に金王八幡宮の南隣である現在地に遷座、現社号に改称した。

現在も拝殿の扁額には「豊澤稲荷大神」「田中稲荷大神」の神号が併記されている。御祭神は宇迦之御魂神。例祭は2月の初午祭。

境内には13基の庚申塔が集められている。現在は、区の有形文化財に指定されている。

すべての塔の下部に建立者の名前が刻まれており、右から三番目のものには渋谷伝左衛門以下同姓の名が見え、旧領主渋谷氏との関連が指摘されている。

参拝すれば、道をはさんで隣接する金王八幡宮で御朱印を頂ける。

【ご利益】
商売繁盛、事業成功
豊栄稲荷神社 東京都渋谷区渋谷
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豊栄稲荷神社 東京都渋谷区渋谷の御朱印