南北朝期に室の明神を勧請、千年樟、巨樹の切り株に境内社
[住所]大阪府大阪市淀川区東三国2-18-12
[電話]06-6391-2995

蒲田神社(かまたじんじゃ)は、大阪府大阪市淀川区東三国にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

南北朝時代、「室の明神」とよばれた播磨国室の宮の御分霊を、当地の有力者である佛生院又三郎が奉斎したのが始まりだという。

御祭神は宇賀御魂神、別雷神。一説に、室の宮に上賀茂社の御分霊を船で移す際、つむじ風に遭い当地で風待ちをしたことから、その縁で当社にも勧請したという古伝がある。

もともと稲荷社とも呼ばれたが、明治5年(1872年)、村社に列し、明治42年(1909年)12月24日に、付近が蒲の生い茂る田園情緒豊かな地ということで現社号に改称した。

明治44年(1911年)11月、神饌幣帛料供進社に指定された。明治・大正頃までは楠、杉、松の大木が茂り、境内も薄暗かったという。

今でも千年樟をはじめ、何本かの大木が残る。この千年樟は、幹周は約8メートルほど、大きく3本に分かれており、最も太い主幹は地上3メートルほどで切られている。

本殿右には白光社があり、樹齢650年以上といわれる大楠の切り株が安置されている。明治12年(1879年)に枯死。

白光社は稲と水の神で、切り株上に巳(み)さんを祀る小さな祠を乗せている。他の境内社に、蛭子社(事代主神)・祖霊社がある。

例祭は、春まつりが4月24日、秋まつりが10月24日。

【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、身体壮健、リフレッシュ(公式HP
蒲田神社 大阪府大阪市淀川区東三国
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蒲田神社 大阪府大阪市淀川区東三国の御朱印