天神ノ森天満宮（てんじんのもりてんまんぐう、天神森天満宮）は、大阪府大阪市西成区岸里東にある神社。近代社格では村社。現在の登記上は天満宮のみ。参拝すれば、御朱印を頂ける。

古くは平安時代前期の昌泰4年（901年）、菅原道真が筑紫に左遷の際、住吉明神に参詣の際に休息したこの地に祠が祀られたことに始まる。

その後、室町時代の応永年間（1394年-1428年）、北野天満宮の御分霊を勧請して奉斎した。

御祭神は、贈大政大臣正一位・天満大自在威徳天神、菅原道真公である。太政大臣が正式かもしれないが、境内案内に従った。

千利休の師にあたる武野紹鴎が当地に茶室を建て、この地に立ち寄った豊臣秀吉が千利休に茶屋の清泉を汲んで茶を点てたところ、その味の良さに感激したと伝わる。

この故事から、「天下茶屋」の名が知られるようになり、天下茶屋天満宮、紹鴎森天満宮などとも呼ばれるようになった。

境内には子安石があり、古くから安産の神として信仰された。秀吉も淀殿が懐妊した時、安産祈願のために参詣したという。このことから、子安石天満宮とも呼ばれる。

現在の本殿は、江戸時代前期の元禄15年（1702年）7月に造営されたものである。

7月24日・25日は、境内に屋台が出て、夏祭りとして親しまれている。神輿の御開帳や、子供御輿のトラックによる巡幸などがある。

境内末社として、天照皇大神、猿田彦命、倉稲魂大神（稲荷大明神）を祀り、祠として白雪龍神・白髭龍王・白龍大明神を祀る。

【ご利益】
安産、学業・受験合格、病気平癒、開運招福

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