鎌倉期に遷座、室町期に社殿再築、八幡囃子「重松流祭り囃子」
[住所]東京都西多摩郡日の出町平井1811
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八幡神社(はちまんじんじゃ)は、東京都西多摩郡日の出町平井にある神社。平井八幡神社とも。御朱印の有無は不明。

創祀・創建年代は不詳。御祭神は誉田別命。もとは、日の出町本宿嶽の上に祀られていたものを、鎌倉時代の建永元年(1206年)に現在地へ遷座した。

室町時代の明徳元年(1390年)ほか数度の再築を経て、現在に至る。当社は鎌倉幕府の初代侍所別当だった和田義盛の直系・傍系41代の神官が奉斎したと伝わる。

例祭はもとは9月15日だったようだが、現在は9月29日に近い土・日曜日に、春日神社とともに「平井のお祭り」として開催される。

平井のお祭りでは、神輿渡御があり、5台の山車が繰出し、それぞれで軽快なお囃子が奏でられる。これが「重松流祭り囃子」で、町の文化財に指定されている。

当社は八幡囃子保存会が、他に、春日神社の志茂町囃子保存会と加美町祭囃子振興会、大久野の幸神神社のお囃子で構成されている。

重松流祭り囃子は、天保元年(1830年)に所沢で生まれた古谷重松が考案し、明治5年(1872年)から明治15年(1882年)に、家業の藍染の行商をしながら各地に伝え歩いた。

重松が行商の際に宿を取っていた平井地区では特に熱心に指導が行われ、平井地区では重松が考案した全曲が伝授されたといわれている。

【ご利益】
厄災除け、地域安全、家内安全、身体壮健
八幡神社 東京都西多摩郡日の出町平井
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