八咫烏の伝承残る式内・真木山神社の旧地、桃山期に遷座
白石神社 三重県伊賀市槙山字根組原385
[住所]三重県伊賀市槙山字根組原385
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白石神社(しらいしじんじゃ)は、三重県伊賀市槙山にある神社、あるいは神社跡か。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 伊賀国 阿拝郡「眞木山神社」に比定される式内社(小社)の旧地。

創祀・創建年代は不詳。奈良時代の和銅3年(710年)以前には存在していた、とされる。真木山大明神と称され、また、白石明神と称された。

この白石山・御仁ヶ平は、初代神武天皇の東征の折、八咫烏が止まったという伝承地でもあるという。創祀はかなり古いのかもしれない。

安土桃山時代の天正年間(1573年-1593年)に火災にかかり、槙山の地に遷座した。つまり、現在の真木山神社である。

しかし、真木山神社は明治40年(1907年)、「天満社と白石神社を合祀」とある。当社の奥にも天満宮があるという。

旧地である当社から遷座し、数百年後に改めて合祀した、ということだろうか。現在、天満社も当社も、小祠として残っているが、祭祀の継続有無、そして御祭神は不明。

祠の周囲には今でも白い石が転がっており、この白石を持ち帰ると祟りがあるとされている。

最近は硝子原料として採掘され、社地からさらに道を進むと、鉱山になっている。

【ご利益】
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白石神社 三重県伊賀市槙山
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