榊の大木を奉斎、桃山期にならを勧請、クスノキや土俵
[住所]大阪府大阪市東淀川区上新庄2-20-15
[電話]06-6328-7822

春日神社(かすがじんじゃ)は、大阪府大阪市東淀川区上新庄にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

淀川北岸、淀川と神崎川にはさまれた、阪急京都本線の上新庄駅の近くに鎮座する。

もとは、榊の大木があり、これを御神木として崇敬し、御神体として祀ったのが起こりだという。

後にこの御神木が枯れたため、社殿を建立して稲荷魂神(宇賀魂神)を勧請し、榊神社(さかきじんじゃ)と名付けたという。

安土桃山時代の天正6年(1578年)、奈良春日大社の御分霊を勧請、春日神社を創設し、それを本社とし、榊神社を摂社とした。

現在までに、本社の御祭神は建甕槌命経津主命天児屋根命、比咩大神の春日四神。

明治5年(1872年)、村社に列し、明治40年(1907年)には神饌幣帛料供進社に指定された。

平成11年(1999年)に本殿を改築した。この本殿は江戸時代前期の貞享2年(1685年)に建立されたもの。

平成19年(2007年)、拝殿を改築、厄よけ、魔よけに効果があるといわれている朱色を基調としたものになった。春日大社にならったとも考えられるか。

例祭は10月25日。春・秋には境内で氏子による春・秋祭りが催され、多くの参拝客で賑わう。

特に秋祭りには2対4本の幟が立てられる。これは昔、幟を持ち、町内を練り歩いた後、境内に幟を立てる早さを競争した行事の名残だという。

境内社に、先の榊神社の他、天照皇大神社、猿田彦神社・火迦具土神社がある。境内には樹齢400年を越えるクスノキがあり、市保存樹に指定されている。

境内には本格的な相撲の土俵がある。大阪場所では中村部屋が当社を宿舎として使用し、関取衆が実際に稽古に励むという。

【ご利益】
身体壮健、交渉成功、出世開運、学業・受験合格
春日神社 大阪府大阪市東淀川区上新庄
【関連記事】
大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
春日神社 大阪府大阪市東淀川区上新庄の御朱印