江戸前期に秀吉遺臣が創建、別当は金乗院、戸塚町2丁目の鎮守
[住所]東京都新宿区西早稲田3-17
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西早稲田天祖神社(にしわせだてんそじんじゃ)は、東京都新宿区西早稲田にある神社。正式名称は天祖神社。御朱印の有無は不明。

大坂夏の陣の後、豊臣秀吉の遺臣小泉源兵衛らが江戸に逃れ、当時荒地だった源兵衛村付近を開墾し、源兵衛村を拓いた。

小泉源兵衛は伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)、豊受大神宮(外宮)に参籠して霊感を受け、正保2年(1645年)に当社を創建したとされる。

御祭神は天照皇大神。幕末の慶応3年(1867年)までは、豊嶋郡高田村真言宗豊山派神靈山金乗院が、別当寺だった。

長らく神明宮・神明神社と称していたが、明治3年(1870年)の大教宣布により現社号に改称した。

源兵衛村は、江戸時代後期の文政年間(1816年-1830年)の戸数28戸、人口約100人で、明治5年(1872年)でも戸数38戸、人口165人だったという。

以降、東京府南豊島郡源兵衛村、豊多摩郡戸塚町大字源兵衛、東京市淀橋区、東京都新宿区戸塚町2丁目と変更されてきた当地の鎮守となった。

明治27年(1894年)、本社普請の際にそれまで境内にあった諏訪神社(建御名方命)・須賀神社(須佐之男命)・稲荷神社(倉稲魂命)・厳島神社(市杵嶋姫命)を合祀した。

大正11年(1922年)、奥殿・拝殿・神輿倉・神楽殿が改築され、昭和63年(1988年)、本殿の床上げの修復と神楽殿のみがき石材による玉垣が新調された。

【ご利益】
開運招福、身体壮健、厄災除け、商売繁盛
西早稲田天祖神社 東京都新宿区西早稲田
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