守の君、大田の君の子孫が祖神・大碓命を奉斎、近世は日吉社
守田神社 長野県長野市穂保951
[住所]長野県長野市穂保951
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守田神社(もりたじんじゃ)は、長野県長野市穂保にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東山道神 信濃国 水内郡「守田神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。一説に、往古、このあたり一体は湖だったといい、第12代景行天皇の御宇、皇子の下向があり、溝を開き、水を治めて陸地にしたという。

後に、守の君、大田の君の子孫が居住し、その祖神を勧請して祀ったのが当社だという。現在までに御祭神は、大碓命大己貴命大山咋命

当地に下向したというのが、御祭神の大碓命なのだろう。日本武尊の実の兄にあたる。『古事記』にも、守の君、大田の君の祖とある。

もっとも、『古事記』では、日本武尊により、大碓命は撲殺されている。

もとは、守田島という場所に鎮座していたが、江戸時代初期の元和元年(1615年)、あるいは安土桃山時代の慶長2年(1597年)に流失。

江戸時代前期の正保年間(1644年-1648年)、現在地に遷座した。当時は日吉山王社とも称していた。

明治6年(1873年)、村社に列した。例祭は10月10日。境内社に、八坂社・稲荷社・天神社・瀬石社などがある。

なお、式内社「守田神社」の論社は他に、市内の七二会に当社および式内同名神社が、高田に守田廼神社がある。

【ご利益】
地域安全、家内安全、諸願成就
守田神社 長野県長野市穂保
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