出雲宮・出雲大明神・伊豆毛大明神と呼ばれた豊野村など6ヶ村の総社
伊豆毛神社 長野県長野市豊野町豊野下伊豆毛845
[住所]長野県長野市豊野町豊野下伊豆毛845
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伊豆毛神社(いづもじんじゃ)は、長野県長野市豊野町豊野下伊豆毛にある神社。北しなの線の豊野駅の北東約600メートル。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東山道神 信濃国 水内郡「伊豆毛神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では県社

創祀・創建年代は不詳。御祭神は、素盞嗚尊大己貴命。ただし、異説として、出雲建子命・伊勢津彦命などがある。

平安時代、清和天皇の貞観2年(860年)には従五位下、 貞観15年(873年)には従五位上、陽成天皇の元慶2年(878年)には正五位下と神階が進んだ。

豊野村ほか6ヶ村の総社として崇敬された。古来、出雲宮、出雲大明神、伊豆毛大明神とも称されてきた。

以前は上伊豆毛にあり、八雲台と呼ばれ、今も大石の上に社標を立てたものがあるという。戦国時代の大永年間(1521年-1528年)、現在地に遷座した。

安土桃山時代の天正8年(1580年)、上杉景勝が出雲大明に対して神領1貫500文を寄進、江戸時代初期の慶長9年(1609年)には松平忠輝が神領として年貢1石を寄進した。

江戸時代中期の光格天皇の天明4年(1784年)には従四位下となり、天明6年(1786年)10月、現社号に復称した。

幕末、孝明天皇の元治元年(1864年)に正四位下に進んだ。明治12年(1879年)、郷社に列し、大正13年(1924年)には県社に昇格した。

昭和10年(1935年)、天満宮を境内に併祀した。例祭は4月15日。2月節分の日には追儺祭が行われる。

【ご利益】
厄災除け、縁結び、病気平癒、家内安全
伊豆毛神社 長野県長野市豊野町豊野下伊豆毛
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