江戸前期の不動明王像を安置「秋津のお不動様」、幕末の本殿
[住所]東京都東村山市秋津町5-27-1
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秋津神社(あきつじんじゃ)は、東京都東村山市秋津町にある神社。御朱印の有無は不明。

創祀・創建年代は不詳。南北朝時代末期の天授年間(1375-1381)の創建とも。

江戸時代前期の元禄12年(1699年)に作られた不動明王像を安置し、「秋津のお不動様」と称された。

江戸時代後期の文化年間(1804年-1818年)から信仰が盛んになったという。

現在の本殿は、幕末の安政5年(1822年)に改築されたもの。間口6尺(1.8メートル)、奥行5尺(1.5メートル)の流造。

本殿の正面と側壁三面には、司馬温公のかめ割り、鶴に乗った仙人などの極めて美しく精巧な彫刻がなされている。

本殿は、市指定有形文化財。明治維新の神仏分離に伴い、御祭神が日本武尊に改められ、現社名に改称された。

ただ、寛永年間(1624年-1645年)、聖護院宮が参拝し、提灯二張を献め、社名を当村開村の祖神であることから村名をとり、現社号とするよう御伝詞を賜り、改称した、とも。

例祭は7月27日・28日。山車、お神輿の巡行はない。輪踊り(盆踊り)とお囃子演奏が行われる。

輪踊りは、東村山音頭、東京音頭、大東京音頭、炭坑節、ゆかた音頭などが流れ、誰でも飛び入り自由で楽しく踊れる。

秋津町祭ばやし保存会による重松流(じゅうまりゅう)の祭り囃子の最後には、舞台からお菓子がまかれる。境内には屋台がたくさん出て、大勢の人出で賑わう。

【ご利益】
交通安全、武運長久・勝運、病気平癒、病魔退散
秋津神社 東京都東村山市秋津町
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