四道将軍の大彦命の善政を敬い、郷土の人々が祠を建て奉斎
道神社 富山県高岡市五十里3721
[住所]富山県高岡市五十里
[電話]-

道神社(みちじんじゃ)は、富山県高岡市五十里沼田にある神社。地図などでは、「式内 道神社」などとも表記される。字は沼田とも。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「道神社(越中国・射水郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀・創建年代は不詳。御祭神は大彦命。第8代孝元天皇の皇子で、第10代崇神天皇の時、国内が乱れた際に、勅命を受けて北陸方面を平定した。

いわゆる四道将軍の一人。郷土の人々は命の善政を敬い、祠を建てて、後に現社号を称するようになったという。

当地名は現在も道重であり、式内比定の根拠となった。ただし、安土桃山時代の文禄年間(1593年-1596年)、守山城主前田利長により現在地に遷座したとも。

式内社「道神社」の論社は他に、射水市作道氷見市中田に当社および式内同名神社がある。

道重部落は北に三方峰丘陵を背負い、南は小矢部川左岸平野に面する山麓の農村で、当社は尾根の上に鎮座している。

例祭は、4月10日が春季大祭、9月10日が秋季大祭。境内には神仏混合の名残の五輪塔や阿弥陀如来、石造物などがある。

【ご利益】
地域安全、五穀豊穣、家内安全
道神社 富山県高岡市五十里
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