感田瓦大明神、7月勇壮な夏祭り「貝塚太鼓台祭り」、社殿が文化財
[住所]大阪府貝塚市中905
[電話]072-422-1446

感田神社(かんだじんじゃ)は、大阪府貝塚市中にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳であるが、戦国時代の天文年間(1532年-1555年)頃に本格化する貝塚寺内町の成立と関連している。

地元農村からの移住者が多かったことから、南郡海塚村の牛頭天王社(素盞嗚尊)と同郡堀村の天満宮(菅原道真)を寺内町に勧請し、天照皇大神を中心に三神を祀ったのが始まり。

安土桃山時代おn天正15年(1587年)に陶製の小祠が建てられたという。江戸時代前期の慶安元年(1648年)には本格的な社殿が造営されている。

江戸時代には領主である卜半家の帰依を得、宗福寺が別当寺の任に当たった。かつては、感田(神田)河原大明神・感田(神田)瓦大明神などとも称された。

「瓦」の名称は、当初の陶製の小祠にちなむ。貝塚寺内の産土神も併せて祀り、貝塚寺内町の氏神社である。

境内に残る環濠跡は、かつて寺内町にめぐらされた濠の面影を残す唯一の遺構とされている。

例祭は7月19日。7月第3土曜日・日曜日、海の日の前々日・前日で、勇壮な夏祭り「貝塚太鼓台祭り」が行われる。

宵宮には家ごとに献灯やまん幕が張られ、翌日の本宮では神輿渡御が行われ、太鼓台が「べーラベーラべラショッショ」の掛け声にあわせて勇壮に市中を練り歩く。

海の日前々日の土曜日には湯神楽神事がある。10月体育の日には秋祭りがあり、1月9日-11日には境内社の海幸神社で十日戎の戎大祭が行われる。

江戸時代中期の安永2年(1773年)建立の一之社(琴平神社)、幕末の万延元年(1860年)建立の三之社(神明神社)、四之社(住吉神社)、五の社(春日神社)がある。

また明治時代中期建立の神輿蔵、昭和29年(1954年)の神楽殿、宝暦8年(1758年)の神馬舎、明治15年(1882年)の参集殿、昭和10年(1935年)の齋館などもある。

安永9年(1780年)の神門、江戸時代後期の土塀、明治22年(1889年)の南門などを含め、国登録有形文化財となった。

【ご利益】
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感田神社 大阪府貝塚市中
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