「火の宮」、菅原道真は「文字の神」、10月にだんじり宮入
[住所]大阪府堺市中区深井清水町3839
[電話]072-278-2157

野々宮神社(ののみやじんじゃ)は、大阪府堺市中区深井清水町にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳。御祭神は、素盞嗚命火産霊命菅原道真公。火産霊命にちなみ、発火と鎮火の神として「火の宮」とも称される。また、道真を特に「文字の神」とする。

和泉国大鳥郡深井荘野々宮香林寺の略縁起によれば、天正年間(1573年-1593年)に細川氏の兵火に遭い、春日社領であった奥山に転座し、再建された。

明治4年(1871年)までは、中村の香林寺(行基建立49院の1院)と併存していたが、神仏分離で同寺と離れ、翌明治5年(1872年)に郷社に列した。

明治42年(1909年)に畑山の愛宕神社、東山の厳島神社、百済の東山神社、八幡神社、楢葉の八阪神社、高揚の菅原神社、八田の菅原神社を合祀した。

神紋は八重山桜であり、当社に宮入する氏子各町はこの桜紋や桜紋を基調とした意匠を使用している。

例祭は10月第1土・日曜日。深井だんじり祭りや久世だんじり祭りも併せて行われ、2日間にかけて氏子によるだんじりの宮入などで境内が賑わう。

また、御祭神にちなんで毎年10月5日と12月12日に火祭りの神事が行われる。

1万平方メートルの境内には、稲荷社・春日社・八幡社・厳島社があり、伊勢の神宮(伊勢神宮)の遙拝所も設置されている。

また、境内には、江戸時代前期の寛文3年(1663年)の銘のある石灯籠一対、貞享3年(1686年)銘のある石灯籠など石造遺物がある。

鎮守の森「常陵(とこはか)の森」に囲まれている。常陵とは、深井郷の古名の常陵郷に由来する。市の保存樹林に指定されている。

【ご利益】
厄災除け、火防、学業・受験合格
野々宮神社 大阪府堺市中区深井清水町
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野々宮神社 大阪府堺市中区深井清水町の御朱印