家康が投宿した家の庭の稲荷の小祠、江戸移住の三河武士団の崇敬
[住所]東京都千代田区内神田1-6-8
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御宿稲荷神社(おんじゅくいなりじんじゃ)は、東京都千代田区内神田にある神社。御朱印の有無は不明。

安土桃山時代の天正年間(1573年-1593年)、徳川家康が関東移封の際、武蔵国豊島郡神田村の郷士の家に投宿した。

その庭に宇迦御魂神の神祠があり、後に幕府より家康の足跡を記念するため、社地が寄進され、世に御宿稲荷の大神と崇めまつられるようになった。

家康が投宿したために、「御宿」。読みは、「おんじゅく」の他、「おやど」「おんやど」「みじく」「みしゅく」などがあり、定まっていないという。

徳川氏の江戸入城に際し、当地に三河国より臣下の永住する者が相つぎ、年とともに繁栄し、三河町と称するに至った。以来、歳月とともに衆庶の崇敬いよいよ加わった。

大正12年(1923年)9月1日、関東大震災で火災のため社殿が炎上し、昭和初年(1926年)になって再建された。

しかし、昭和20年(1945年)3月10日、戦災に遭い、再び烏有に帰した。昭和26年(1951年)、再建が計画され、仮社殿を建設、同町崇敬者の寄進により造営された。

現在の社殿は平成18年(2006年)に新築されたもの。神田神社の境内末社である。

祭礼は、平成15年(2003年)まで3月の午の日だったが、今では2月の初午か二の午に行われている。

かつて同じく旧鎌倉町にあった浦安稲荷神社と合同で神事が行われているという。

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御宿稲荷神社 東京都千代田区内神田
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