神宮「山田御厨」の地、物部に仕えた捕鳥部万の祖、クスノキ
鳥取山田神社 三重県員弁郡東員町山田1010
[住所]三重県員弁郡東員町山田1010
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鳥取山田神社(とっとりやまだじんじゃ)は、三重県員弁郡東員町山田にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「鳥取山田神社(伊勢国・員弁郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。

創祀・創建年代は不詳。御祭神は角凝魂命。鳥取連氏の祖で、その三世孫に天湯河桁命(天湯河板挙命)がいる。

社号の「鳥取」は姓氏、「山田」は地名と考えられている。『神鳳鈔』によれば、当地は伊勢の神宮(伊勢神宮)の「山田御厨」が置かれた。

鳥取部は、捕鳥部万が物部守屋大連に仕えていたことから、物部氏とのつながりが指摘される。

伊勢国のこの周囲には、物部系として、同じく員弁郡の鳥取神社(大安町東員町)、猪名部神社(東員町藤原町)、隣の朝明郡には穂積神社(広永町菰野町)・殖栗神社がある。

近世には神明宮と称していたが、明治5年(1872年)4月、郷社に列し、明治41年(1908年)、近郷の14社を合祀。

現在までに、天照大神大山祇命誉田別命稲倉魂神火産霊神須佐之男命菅原道真公を合祀している。例祭は10月10日。

社殿東にあるクスノキはその樹齢1000年あまりとされ、御神木であり、地元の人たちに愛されている。町の天然記念物。

【ご利益】
五穀豊穣、事業成功、出世開運
鳥取山田神社 三重県員弁郡東員町山田
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