富士山のような頂根突山(ぬのつちやま)の権現様、急な石段
櫻神社 三重県四日市市山城町1042
[住所]三重県四日市市山城町1042
[電話]059-223-0892

櫻神社(さくらじんじゃ)は、三重県四日市市山城町にある神社。御朱印の有無は不明。事前連絡が必要とも、授与していないとも。

『延喜式神名帳』にある「桜神社(伊勢国・朝明郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

頂根突山(ぬのつちやま。山城村字南屋敷)に鎮座し、その山があたかも「富士山」に似ていることから、昔から富士権現様(ふじごんげんさま)として親しまれている。

地元の富士山としての信仰が高まったために、後に富士山本宮浅間大社より御分霊を勧請し、祀られた、という。

創祀・創建年代は不詳。主祭神は木花之開耶姫命で、天照大御神大山祇命を配祀する。境内社に山神社がある。

参道の高く長く急な石段、市の指定を受けた巨木「大檜」や推の古木、また、今は枯れて語り草となっている天狗松の話などがある。

明治になり、現社号に改称したという。明治45年(1912年)、近隣の石部神社に合祀された。戦後になり、昭和27年(1952年)8月15日、現在地である旧地に復した。

それ以降、この8月15日が分祀大祭として盛大に斎行されている。例祭は10月10日で秋祭。

なお、式内社「桜神社」の論社は他に、いずれも市内で、大矢知町の長倉神社が合祀した式内同名神社、山村町に布自神社がある。

【ご利益】
子宝・安産・婦徳円満の神、火難消除・五穀豊穣など
櫻神社 三重県四日市市山城町
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