伊勢神宮の高角の御厨、外宮鳥居拝領の古例、10月に獅子舞
[住所]三重県四日市市高角町507
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神前神社(かんざきじんじゃ)は、三重県四日市市高角町にある神社。御朱印の有無は不明、授与されないとも。

『延喜式神名帳』にある「神前神社(伊勢国・三重郡)」に比定される式内社(小社)。

三滝川北岸近く、自然堤防上に立地している集落の中に鎮座する。

創立年代は不詳。古伝に「延喜5年(905年)丑2月吉日」とあるとも伝えられる。主祭神は天照大御神建速須佐之男命を配祀する。

当社近辺の地名を神前といい、神前ケ下、あるいは神前左門とする地名からも、当社が式内比定された。

また、当地一帯は『神鳳鈔』にいう高角の御厨で、伊勢の神宮(伊勢神宮)の御厨、神田とされ、古くから伊勢神宮とゆかりがあった。

天正の兵乱にも、兵火に罹ることもなかったという。江戸時代には、牛頭天王と称された。

当社の鳥居は、往古より伊勢神宮の豊受大神宮(外宮)の遷宮ごとに古材を拝領して建立する旧例がある。

江戸時代中期の明和年間(1764年-1772年)より続くとされる。それにともなう、お木曳きの神事がある。

明治23年(1890年)には外宮の鳥居を、明治43年(1910年)には神宮右御鳥居を、昭和5年(1930年)には皇大神宮(内宮)南神明門を拝領している。

例祭は10月第1日曜日で、秋季例祭、あるいは秋まつりと呼ばれる。市内では珍しい中戸流で二頭による舞、子獅子の舞などが奉納される。

明治42年(1909年)2月に雅楽グループ「鳳鳴社(ほうめいしゃ)」が設立され、毎月第2・第4木曜日の19時30分から連取が行われている(facebookページ)。

なお、同名の神社が、式内社として、近江国伊香郡と讃岐国寒川郡(論社に、男山神社神前神社春日神社)にあり、伊勢市に内宮の摂社愛知県半田市に亀崎潮干祭が有名な神社がある。

【ご利益】
開運招福、厄災除け、病魔退散
神前神社 三重県四日市市高角町
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