飛鳥朝に五穀豊穣が祈願された食物神の女神、中島郷48ヶ村の親宮
[住所]大阪府大阪市東淀川区東中島4-9-41
[電話]06-6322-9929
中島惣社(なかじまそうじゃ)は、大阪府大阪市東淀川区東中島にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
飛鳥時代の白雉3年(652年)、孝徳天皇が豊崎宮に遷都した際に、五穀豊穣を祈願、それにともない、神領が下賜され、創建されたという。
御祭神は宇賀御魂神・受保大神・大市比売神。いずれも食物神で、女神とされる。
南北朝時代初期の建武年間(1334年-1336年)、足利氏が幣帛を奉納したというまた、豊臣秀頼の崇敬厚く、「中嶋総社」の四字を記した絹地一通を寄進したという。
しかし、慶長末年の大坂の陣で片桐且元の茨木街道沿いの兵火で社殿は消失。わずかに絵図と建武2年(1335年)の木額だけが残った。
『摂津名所図会』に「稲荷祠 北中嶋惣社也。此辺六ヶ村産土神とす。天満宮社家寺井紳主兼帯所」とあり、稲荷神社とされた。
明治5年(1872年)、郷社に列し、明治29年(1896年)に現社号に改称した。惣社というのは総社の意味で、中島郷48ヶ村の親宮を指す。
明治40年(1907年)、神饌幣帛料供進社に指定され、明治41年(1908年)、下記の神社を合祀した。
・北方の天満宮
・北中島の春日神社
・南宮原の春日神社
・西宇城の皇大神社
・南方宮西の村社稲荷神社
・北中島の天満宮
・柴島の八幡天神宮
・薬師堂の八幡天神宮
・南方新家の稲荷神社
・淡路の天満宮
・宇引江の宮の須賀神社
このうち、須賀神社は建武年間に、著名な刀鍛冶国次による勧請。
また、明治42年(1909年)淡路東寺の神明社、字浦の大将軍社を境内末社大将軍社に、須賀の森公園の場所にあった須賀神社を境内に、それぞれ合祀した。
現在までに、菅原道真公・天児屋根神・経津主神・武甕槌神・姫大神・天照皇大神・事代主神・応神天皇・速素盞鳴神・大名牟遅神・少彦名神・猿田彦神を相殿で祀る。
境内社である大将軍社の御祭神は、久那斗神・八衢比古神・八衢比女神・金山彦神・大山津見神・罔象女神・於冨加牟津見神。
他の境内社に若宮社があり、足名槌神・手名槌神・迦具土神・大年神・御歳神・五十猛神・市杵島姫神・楠木正成公・大屋津比売神・天宇受売神を祀る。
昭和62年(1987年)、社殿が再建された。昭和の初めには社域から弥生式土器も多数発見され、境内には芭蕉の詠んだ句を刻んだ「落葉塚」と呼ばれる句碑がある。
例祭は10月27日。現在は10月中旬に秋祭り、5月中旬に春祭りが行われ、境内には露店が出る。
【ご利益】
五穀豊穣、商売繁盛、良縁・縁結び、子宝・安産
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[電話]06-6322-9929
中島惣社(なかじまそうじゃ)は、大阪府大阪市東淀川区東中島にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
飛鳥時代の白雉3年(652年)、孝徳天皇が豊崎宮に遷都した際に、五穀豊穣を祈願、それにともない、神領が下賜され、創建されたという。
御祭神は宇賀御魂神・受保大神・大市比売神。いずれも食物神で、女神とされる。
南北朝時代初期の建武年間(1334年-1336年)、足利氏が幣帛を奉納したというまた、豊臣秀頼の崇敬厚く、「中嶋総社」の四字を記した絹地一通を寄進したという。
しかし、慶長末年の大坂の陣で片桐且元の茨木街道沿いの兵火で社殿は消失。わずかに絵図と建武2年(1335年)の木額だけが残った。
『摂津名所図会』に「稲荷祠 北中嶋惣社也。此辺六ヶ村産土神とす。天満宮社家寺井紳主兼帯所」とあり、稲荷神社とされた。
明治5年(1872年)、郷社に列し、明治29年(1896年)に現社号に改称した。惣社というのは総社の意味で、中島郷48ヶ村の親宮を指す。
明治40年(1907年)、神饌幣帛料供進社に指定され、明治41年(1908年)、下記の神社を合祀した。
・北方の天満宮
・北中島の春日神社
・南宮原の春日神社
・西宇城の皇大神社
・南方宮西の村社稲荷神社
・北中島の天満宮
・柴島の八幡天神宮
・薬師堂の八幡天神宮
・南方新家の稲荷神社
・淡路の天満宮
・宇引江の宮の須賀神社
このうち、須賀神社は建武年間に、著名な刀鍛冶国次による勧請。
また、明治42年(1909年)淡路東寺の神明社、字浦の大将軍社を境内末社大将軍社に、須賀の森公園の場所にあった須賀神社を境内に、それぞれ合祀した。
現在までに、菅原道真公・天児屋根神・経津主神・武甕槌神・姫大神・天照皇大神・事代主神・応神天皇・速素盞鳴神・大名牟遅神・少彦名神・猿田彦神を相殿で祀る。
境内社である大将軍社の御祭神は、久那斗神・八衢比古神・八衢比女神・金山彦神・大山津見神・罔象女神・於冨加牟津見神。
他の境内社に若宮社があり、足名槌神・手名槌神・迦具土神・大年神・御歳神・五十猛神・市杵島姫神・楠木正成公・大屋津比売神・天宇受売神を祀る。
昭和62年(1987年)、社殿が再建された。昭和の初めには社域から弥生式土器も多数発見され、境内には芭蕉の詠んだ句を刻んだ「落葉塚」と呼ばれる句碑がある。
例祭は10月27日。現在は10月中旬に秋祭り、5月中旬に春祭りが行われ、境内には露店が出る。
【ご利益】
五穀豊穣、商売繁盛、良縁・縁結び、子宝・安産
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