大坂城の守護社、淀川東岸の市内屈指の花見名所、7月だんじり
[住所]大阪府大阪市都島区中野町1-12-32
[電話]06-6351-6607
櫻宮(さくらのみや、桜宮神社・桜ノ宮神社)は、大阪府大阪市都島区中野町にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
創祀年代は不詳。旧東生郡野田村小橋、桜の馬場字宮田が創祀の地で、氏神として祀られていた。
江戸時代初期の慶長18年(1613年)に造営された社殿が、元和6年(1620年)の大和川の洪水で流出し、中野村に漂着した。
その漂着地は、現在のJR環状線「桜ノ宮駅」直下の地であり、その地で再建され、祀られることになった。
しかし、この地は低地であったため、その後寛文6年(1666年)、延宝2年(1674年)に水禍にかかり、宝暦6年(1756年)、現在地である中野村字厨に遷座した。
当社が宮田の地に鎮座していた時代から、大坂城の守護社として、豊臣・徳川氏の尊崇を受け、しばしば祈願供御が行われたと伝わる。
現在地に移った後の江戸時代後期の天保(1830年-1844年)・弘化(1844年-1848年)年間には、代々の大坂城代が参拝したことが当社の記録に残されている。
当社名は現在地に遷座後も往時の地名である桜の馬場をとって「桜の宮」と称していた。
後に地名の桜が樹木の桜にすり替わり、淀川に面した境内には数百株の桜が植えられるようになった。
『浪華の賑ひ』によれば、花の盛りには「雲と見、雪と疑ふ」ほどであったので、市中から徒歩や船で訪れる人が多く、「実に浪花において遊宴の最上、花見の勝地」と賞された。
往時、付近の農家では花見客を相手に酒肴を売るものもおり、境内の料亭では夏の荷葉(はす)飯が名物で、大いに賑わったという。
「造幣局の朝桜、櫻宮の夕涼み」とも呼ばれ、現在も毛馬桜之宮公園(桜ノ宮公園)として、大阪市内でもトップクラスの花見スポット。
明治40年(1907年)以降、兎我野町(北区)の若宮八幡神社、鯰江町(城東区)の新喜多神社、毛馬町八幡大神宮、善源寺町の産土神社などを合祀した。
このうち、八幡大神宮については、戦後になり、現在の淀川神社に御神霊は遷座したという。
周辺は大阪でも屈指のラブホテル地帯で、三方をホテルに囲まれ、社地にホテルが迫っている。現在までに主祭神は、天照皇大神・八幡大神・仁徳天皇。
例祭は7月第3土・日曜日。広くなった氏地の各地から、だんじりの曳行がある。
境内社に、八柱神社・祖霊社・早馬稲荷神社がある。現在地の北1.5キロほどの地に御旅所がある。
【ご利益】
開運招福、良縁・縁結び、厄災除け
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[電話]06-6351-6607
櫻宮(さくらのみや、桜宮神社・桜ノ宮神社)は、大阪府大阪市都島区中野町にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
創祀年代は不詳。旧東生郡野田村小橋、桜の馬場字宮田が創祀の地で、氏神として祀られていた。
江戸時代初期の慶長18年(1613年)に造営された社殿が、元和6年(1620年)の大和川の洪水で流出し、中野村に漂着した。
その漂着地は、現在のJR環状線「桜ノ宮駅」直下の地であり、その地で再建され、祀られることになった。
しかし、この地は低地であったため、その後寛文6年(1666年)、延宝2年(1674年)に水禍にかかり、宝暦6年(1756年)、現在地である中野村字厨に遷座した。
当社が宮田の地に鎮座していた時代から、大坂城の守護社として、豊臣・徳川氏の尊崇を受け、しばしば祈願供御が行われたと伝わる。
現在地に移った後の江戸時代後期の天保(1830年-1844年)・弘化(1844年-1848年)年間には、代々の大坂城代が参拝したことが当社の記録に残されている。
当社名は現在地に遷座後も往時の地名である桜の馬場をとって「桜の宮」と称していた。
後に地名の桜が樹木の桜にすり替わり、淀川に面した境内には数百株の桜が植えられるようになった。
『浪華の賑ひ』によれば、花の盛りには「雲と見、雪と疑ふ」ほどであったので、市中から徒歩や船で訪れる人が多く、「実に浪花において遊宴の最上、花見の勝地」と賞された。
往時、付近の農家では花見客を相手に酒肴を売るものもおり、境内の料亭では夏の荷葉(はす)飯が名物で、大いに賑わったという。
「造幣局の朝桜、櫻宮の夕涼み」とも呼ばれ、現在も毛馬桜之宮公園(桜ノ宮公園)として、大阪市内でもトップクラスの花見スポット。
明治40年(1907年)以降、兎我野町(北区)の若宮八幡神社、鯰江町(城東区)の新喜多神社、毛馬町八幡大神宮、善源寺町の産土神社などを合祀した。
このうち、八幡大神宮については、戦後になり、現在の淀川神社に御神霊は遷座したという。
周辺は大阪でも屈指のラブホテル地帯で、三方をホテルに囲まれ、社地にホテルが迫っている。現在までに主祭神は、天照皇大神・八幡大神・仁徳天皇。
例祭は7月第3土・日曜日。広くなった氏地の各地から、だんじりの曳行がある。
境内社に、八柱神社・祖霊社・早馬稲荷神社がある。現在地の北1.5キロほどの地に御旅所がある。
【ご利益】
開運招福、良縁・縁結び、厄災除け
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