大鳥大社の境内摂社、大鳥五社、式内「押別神社」を合祀
[住所]大阪府堺市西区鳳北町1-1-2
[電話]072-262-0040 - 大鳥大社

大鳥美波比神社(おおとりみはいじんじゃ)は、大阪府堺市西区鳳北町にある大鳥大社の境内摂社。御朱印の有無は不明。

大鳥五社の一つで、『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 和泉国 大鳥郡「大鳥美波比神社」に比定される式内社(小社)。

国神社の社伝に類似するが、第11代垂仁天皇8年、天照大神が鳳凰の形を現し、襲の峰に降臨したと伝わる。一説に垂仁天皇28年とも。

第12代景行天皇の御宇、霊鳥を求めてこの地に来た武内宿禰が社殿を創建したという。

御祭神は天照大神。ただし、両道入姫命庭津日神・大鳥連祖天児屋命などの諸説がある。

もとは北王子村、現在の鳳南町に鎮座していた。本殿は江戸時代には北向きだったとされるが、現在は西向き。

明治12年(1879年)、大鳥大社の境内、東北隅の旧神鳳寺本堂跡に、昭和9年(1934年)、現在地である旧神鳳寺の五重塔跡に遷座した。

現在までに菅原道真を併せて祀るともされる。例祭は10月5日。だんじりの曳行があり、その参加者数は境内社の規模ではないものになっている。

明治42年(1908年)4月6日、鳳村北王子の村社押別神社を合祀した。この押別神社も式内社である。

押別神社の創祀や由緒は不詳。御祭神は押別命。景行天皇と、後の皇后である八坂入媛命の第三子。忍之別皇子とも。

「別松宮」とも称された押別神社の旧社地は、JR阪和線の鳳駅、東出口を出た駅前商店街の南とされ、現在は商店に埋没しており、不詳。

【ご利益】
開運招福、一族・子孫繁栄、学業・受験合格
大鳥美波比神社 大阪府堺市西区鳳北町
【関連記事】
大鳥五社とは? - 大阪府堺市周辺、和泉国の式内社「大鳥」を冠する五つの神社
大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧