家康の命で創建、後に二本榎に遷座、罹災しない不思議な御神体
[住所]東京都港区高輪1-22-9
[電話]03-3447-7867

丸山神社(まるやまじんじゃ)は、東京都港区高輪にある神社。御朱印の有無は不明。

安土桃山時代の文禄3年(1594年)、芝西久保丸山竜土にあった曹洞宗常陸永厳寺の末寺にあたる医王山広岳院の境内に、徳川家康の命を受けて開基の全梁が創祀したと伝わる。

御祭神は、天照皇大神宇迦之御魂命誉田別尊白山吡咩命天児屋根命秋葉大神の6柱。

創祀について、言い伝えによれば、その遠因は鎌倉時代初期の治承3年(1179年)にまで遡るという。

江戸時代前期の承応12年(1653年)、江戸城下の整備により当社・広岳院は芝二本榎(現 高輪1丁目)に換地9405坪を与えられて移転した。

以来、二本榎丸山神社と呼ばれた。昭和42年(1967年)の町名変更まで二本榎の町名は続いた。

弘化2年(1845)の青山大火、大正11年(1922年)の関東大震災により、それぞれ社殿は大破した。昭和3年(1928年)に再建された。

しかし、御神体の6柱の立像は、これらの災害でも不思議と焼失や破損を免れ、今も御神体として奉斎され続けている。

境内社に通力稲荷神社(宇迦之御魂命)がある。青山大火の後、神社再建の際に特に商売繁盛の神を祀る社として、京都伏見稲荷を勧請した。

例祭は9月30日。5月15日に春季祭が、1月15日に鎮火祭がある。2月には節分祭が行われる。

現在は、高輪神社の兼務神社で、高輪神社の例祭などで、当社の獅子頭が披露されることがある。

【ご利益】
開運招福、火防、地域安全、夫婦和合
丸山神社 東京都港区高輪
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