「太陽の道」古墳時代からの御神宝が重文、奇祭ゲーター祭
[住所]三重県鳥羽市神島町1(字中之山)
[電話]0599-38-2334
八代神社(やつしろじんじゃ)は、三重県鳥羽市神島町、伊勢湾の入口にある離島・神島にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
神島は鳥羽の離島の中で、最も遠くに位置する。三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台になったことで有名で、同作品の映画化においてはロケ地となった。
古くは、歌島(かじま)、亀島、甕島などと呼ばれた。北緯34度32分の線上、いわゆる「太陽の道」の一番東に位置するともされる。
その島北部、200段を超える長い石段の上に鎮座する。創立年代は不詳。『外宮旧神楽歌』に「神島のなおしの明神」という記載がある。
もともと島名から分かるように、神が支配する島であり、その祭祀の中心的な役割を担っていたと思われる。
女神としての八代龍王という水神を祀ったともされる。
『志陽略志』には「八幡宮神島村に在り。白髭明神、弁財天、風の宮、鎮守社、山神、禿宮在り」とある。
明治6年(1873年)3月、村社に列し、明治39年(1906年)12月には神饌幣帛料供進社に指定された。
明治40年(1907年)に、山神社、神明社ほか11社を合祀し、現社号に改称した。現在までに御祭神は綿津見神・天照皇大神・須佐之男命。
古墳時代から室町時代にわたる総数100点あまりの各種の鏡(唐式鏡、和鏡)や陶磁器など、御神宝が秘蔵されている。
これらの御神宝は、「伊勢神島祭祀遺物」などとして国の重要有形文化財に指定されている。
本殿は神明造りで、伊勢の神宮(伊勢神宮)と同じように、20年ごとに遷宮を行っている。
毎年元旦未明に行われる奇祭「ゲーター祭」で知られる。起源は、太陽の復活を祈るもの、女神である竜神に対する性的な祭祀など諸説ある。
グミの木で作られた直径2メートルほどの「日輪」に擬した輪を、白装束を纏った勇敢な男たちが、長い女竹の先に紙矛をつけたものでアワを突き、空高く刺し上げる。
「太陽の道」の東端に位置し、太陽信仰に関する祭事と指摘する向きもある。ちなみに、太陽の道の中心が奈良の箸墓古墳、西端は淡路島の舟木石上神社。
他に、1月には六日祭り(八幡祭り・弓祭)がある。神紋は、左三巴、丸に八の字。
【ご利益】
水難除け、海上安全、開運招福、無病息災
【関連記事】
・太陽の道とは? - 北緯34度32分のラインに連なる聖地、元伊勢・太陽信仰
・三重県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、三重県に鎮座している神社の一覧
[電話]0599-38-2334
八代神社(やつしろじんじゃ)は、三重県鳥羽市神島町、伊勢湾の入口にある離島・神島にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
神島は鳥羽の離島の中で、最も遠くに位置する。三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台になったことで有名で、同作品の映画化においてはロケ地となった。
古くは、歌島(かじま)、亀島、甕島などと呼ばれた。北緯34度32分の線上、いわゆる「太陽の道」の一番東に位置するともされる。
その島北部、200段を超える長い石段の上に鎮座する。創立年代は不詳。『外宮旧神楽歌』に「神島のなおしの明神」という記載がある。
もともと島名から分かるように、神が支配する島であり、その祭祀の中心的な役割を担っていたと思われる。
女神としての八代龍王という水神を祀ったともされる。
『志陽略志』には「八幡宮神島村に在り。白髭明神、弁財天、風の宮、鎮守社、山神、禿宮在り」とある。
明治6年(1873年)3月、村社に列し、明治39年(1906年)12月には神饌幣帛料供進社に指定された。
明治40年(1907年)に、山神社、神明社ほか11社を合祀し、現社号に改称した。現在までに御祭神は綿津見神・天照皇大神・須佐之男命。
古墳時代から室町時代にわたる総数100点あまりの各種の鏡(唐式鏡、和鏡)や陶磁器など、御神宝が秘蔵されている。
これらの御神宝は、「伊勢神島祭祀遺物」などとして国の重要有形文化財に指定されている。
本殿は神明造りで、伊勢の神宮(伊勢神宮)と同じように、20年ごとに遷宮を行っている。
毎年元旦未明に行われる奇祭「ゲーター祭」で知られる。起源は、太陽の復活を祈るもの、女神である竜神に対する性的な祭祀など諸説ある。
天に二つの日輪なく、地に二皇あるときは世に災いを招く。若し日輪二つある時は、神に誓って偽りの日輪は是の如く突き落とす以上の古き由縁を表し、諸悪を払い、大漁祈願と無事平穏な年の願いを込めた祭とされる。県の無形民俗文化財に指定されている。
グミの木で作られた直径2メートルほどの「日輪」に擬した輪を、白装束を纏った勇敢な男たちが、長い女竹の先に紙矛をつけたものでアワを突き、空高く刺し上げる。
「太陽の道」の東端に位置し、太陽信仰に関する祭事と指摘する向きもある。ちなみに、太陽の道の中心が奈良の箸墓古墳、西端は淡路島の舟木石上神社。
他に、1月には六日祭り(八幡祭り・弓祭)がある。神紋は、左三巴、丸に八の字。
【ご利益】
水難除け、海上安全、開運招福、無病息災
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