室町期に社殿再興、もとは河内明神とも、式内論社の元宮
[住所]兵庫県淡路市斗ノ内1089
[電話]0799-84-0304 - 室津八幡神社

河上神社(かわかみじんじゃ)は、兵庫県淡路市斗ノ内にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 淡路国 津名郡「河上神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。御祭神は、高龗神だが、『味地草』では、川上首祖である火明命淀姫の二座としている。

室町時代の文明年間(1469年-1486年)、社殿が再興された。

もとは河内明神とも称したことから、河内(大阪)からの勧請で、河上が本来の社名ではないという説もある。

一方で、式内社「河上神社」の他の論社である鮎原の天満宮木曽上畑には、いずれかの時期、あるいは明治初年に当社を勧請したとの説もある。

式内論社が複数あり、そのどれかが他の論社に勧請したケースはよく見られるが、その場合、通常式内比定を否定する材料がない場合が多い。

ただ、当社の場合、他の論社に勧請した元宮の可能性が指摘される一方で、もとの社名は式内社名ではなかった、ともされるなど、珍しいケース。

明治6年(1873年)2月、村社に列した。例祭は5月15日で、春祭り。9月下旬には秋祭りがあり、春と秋いずれにもだんじりが出る。

【ご利益】
五穀豊穣、地域安全
河上神社 兵庫県淡路市斗ノ内
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