岩倉山の中腹鎮座の磐座信仰、日本武尊の勧請、方浜の鎮守
岩倉神社 宮城県気仙沼市本吉町菖蒲沢118
[住所]宮城県気仙沼市本吉町菖蒲沢118
[電話]0226-44-3315

岩倉神社(いわくらじんじゃ)は、宮城県気仙沼市本吉町菖蒲沢にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「石神社(陸奥国・桃生郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

標高293メートルの岩倉山の中腹に鎮座する。大石の上に本殿があり、隣りには別の祠も鎮座している。明らかの磐座信仰。

社伝によれば、第12代景行天皇の時代、日本武尊の東征の際に勧請されたという。主祭神は日神として、天照皇大神

一説には、大伴武彦が海陸鎮護のため、桃生郡方浜に勧請し、方浜の鎮守となった。東奥分州の際に岩倉山に遷座したという。

石上日神岩倉明神などとも呼ばれた。江戸時代後期の弘化年間(1845年-1848年)、京都の吉田家より正一位岩倉大明神の称号を賜った。

明治の初めに現社号に改称、明治8年(1875年)に村社に列し、明治40年(1907年)3月に幣帛供進社に指定された。

現在までに、日本武尊・宇迦魂神を配祀し、明治43年(1910年)に素盞鳴尊を合祀した。例祭は4月25日。

なお、式内社「石神社」の論社は他に、東松島市の浜市東浮足の石上神社、矢本の鹿石神社、石巻市の桃生町倉埣の八雲神社、龍口山の龍口神社(合祀、境内社、旧地)、雄勝町の石峰山石神社がある。

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岩倉神社 宮城県気仙沼市本吉町菖蒲沢
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