平安期に津島を勧請して創祀、境内社の石上神社は式内論社
八雲神社 宮城県石巻市桃生町倉埣字人家37
[住所]宮城県石巻市桃生町倉埣字人家37
[電話]0225-76-1737

八雲神社(やくもじんじゃ)は、宮城県石巻市桃生町倉埣にある神社。近代社格では村社。現在は市内鹿又町浦96の同名神社の兼務神社。御朱印の有無は不明。

平安時代、一条天皇の長徳元年(995年)、反民部という者が尾張国津島の牛頭天王を勧請したのが創祀。

御祭神は、建速須佐之男命。通称は、天王様。明治2年(1869年)、現社号に改称した。

明治41年(1908年)、明神山の村社白鳥神社、脇谷の塞社、愛宕山の愛宕社、脇谷の渡会社、沼尻の昆布沼社、明神山の田神、鳴雷社を合祀し、村社に列した。

例祭は4月25日。境内社に、白鳥神社、古峯神社、石上神社などがある。

この石上神社は、『延喜式神名帳』にある「石神社(陸奥国・桃生郡)」に比定される式内社(小社)の論社。

石上神社はもとは当社の北300メートルほどのところに鎮座。式内社名と同じく石神社とも呼ばれた。

なお、式内社「石神社」の論社は他に、東松島市の浜市東浮足の石上神社、矢本の鹿石神社、石巻市の龍口山の龍口神社(合祀、境内社、旧地)、雄勝町の石峰山石神社、気仙沼市の岩倉神社がある。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散、五穀豊穣
八雲神社 宮城県石巻市桃生町倉埣
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