日本武尊が蝦夷鎮圧で創祀した火石輪、江戸期社殿と杉の巨樹
[住所]岩手県一関市山目字館56
[電話]0191-23-2904
配志和神社(はいしわじんじゃ)は、岩手県一関市山目にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「配志和神社(陸奥国・磐井郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では県社。
蘭梅山の麓に鎮座する。蘭梅山は、菅原道真の子である敦茂が、父の育てた蘭梅を当地に植えたとされる山。
創立は第12代景行天皇の時代、皇子である日本武尊が勅を奉じて軍を率い、遠く道の奥に入り、蝦夷の地に至った。
進んで営をこの地、 中津郷の山要峰に移し、その嶺頂に登り、凶賊退散を祈願し、自ら矛を収め、三神を鎮斎した。
続いて、東奥鎮護の神として祠を建て、火石輪と称したという。火石輪は、烽火を囲んだストーンサークルのようなものとの指摘もある。
当初、磐座山に鎮座していたが、中世になり、現在地に遷座したという。磐座山を本山・奥の院と呼び、現在地を新山という。
御祭神は、日本武尊が鎮斎した三神、高皇産霊神・瓊瓊杵尊・木花開耶姫命。
往時は、始輪大明神・穂志波社・梅森明神・蘭梅明神 (梅の宮)・丑蔵社などとも呼ばれた。
江戸時代前期の寛永年間(1624年-1645年)に火災によって縁起文書を焼失した。
例祭は5月1日と11月3日。神事の他、裏千家流野点、詩吟・俳句・謡曲、弥栄富沢神楽などがある。1月にはどんと祭がある。
拝殿と本殿を幣殿でつなぐ複合社殿は江戸時代中期の正徳元年(1711年)の築造とされる。構造手法優れ、市内の神社建築の中で随一とされる。
拝殿二手先組・化粧屋根裏構架、本殿欄間彫刻などが特徴。
本殿は、実に奈良時代初期の養老元年(717年)改築との記録もあるが、実際には拝殿と同時期の江戸中期と考えられている。市の有形文化財に指定されている。
本殿前の2本の大きなスギは、市内で最古、最大級で、「夫婦杉」として御神木になっている。いずれも樹高42メートル、樹齢1000年以上。市指定天然記念物。
境内社に、浅間神社・日吉神社・愛宕神社・天神社・八幡神社・産神社・神明宮・白鳥神社・八雲神社・三宝大荒神社などがある。
白鳥神社の御神木は千年杉とも呼ばれる姥杉で、本殿前の「夫婦杉」同様に市内最古、最大といわれている。樹高36.9メートル、樹齢1000年以上。市指定天然記念物。
参道の中腹にある庭園は、日本百庭園に数えられる庭園で、上段に岡池、下段に主庭を配する二段式庭園で、晋朴が作庭したとされている。
【ご利益】
家内安全、旅行・交通安全、武運長久・勝運(公式HP)

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[電話]0191-23-2904
配志和神社(はいしわじんじゃ)は、岩手県一関市山目にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「配志和神社(陸奥国・磐井郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では県社。
蘭梅山の麓に鎮座する。蘭梅山は、菅原道真の子である敦茂が、父の育てた蘭梅を当地に植えたとされる山。
創立は第12代景行天皇の時代、皇子である日本武尊が勅を奉じて軍を率い、遠く道の奥に入り、蝦夷の地に至った。
進んで営をこの地、 中津郷の山要峰に移し、その嶺頂に登り、凶賊退散を祈願し、自ら矛を収め、三神を鎮斎した。
続いて、東奥鎮護の神として祠を建て、火石輪と称したという。火石輪は、烽火を囲んだストーンサークルのようなものとの指摘もある。
当初、磐座山に鎮座していたが、中世になり、現在地に遷座したという。磐座山を本山・奥の院と呼び、現在地を新山という。
御祭神は、日本武尊が鎮斎した三神、高皇産霊神・瓊瓊杵尊・木花開耶姫命。
往時は、始輪大明神・穂志波社・梅森明神・蘭梅明神 (梅の宮)・丑蔵社などとも呼ばれた。
江戸時代前期の寛永年間(1624年-1645年)に火災によって縁起文書を焼失した。
例祭は5月1日と11月3日。神事の他、裏千家流野点、詩吟・俳句・謡曲、弥栄富沢神楽などがある。1月にはどんと祭がある。
拝殿と本殿を幣殿でつなぐ複合社殿は江戸時代中期の正徳元年(1711年)の築造とされる。構造手法優れ、市内の神社建築の中で随一とされる。
拝殿二手先組・化粧屋根裏構架、本殿欄間彫刻などが特徴。
本殿は、実に奈良時代初期の養老元年(717年)改築との記録もあるが、実際には拝殿と同時期の江戸中期と考えられている。市の有形文化財に指定されている。
本殿前の2本の大きなスギは、市内で最古、最大級で、「夫婦杉」として御神木になっている。いずれも樹高42メートル、樹齢1000年以上。市指定天然記念物。
境内社に、浅間神社・日吉神社・愛宕神社・天神社・八幡神社・産神社・神明宮・白鳥神社・八雲神社・三宝大荒神社などがある。
白鳥神社の御神木は千年杉とも呼ばれる姥杉で、本殿前の「夫婦杉」同様に市内最古、最大といわれている。樹高36.9メートル、樹齢1000年以上。市指定天然記念物。
参道の中腹にある庭園は、日本百庭園に数えられる庭園で、上段に岡池、下段に主庭を配する二段式庭園で、晋朴が作庭したとされている。
【ご利益】
家内安全、旅行・交通安全、武運長久・勝運(公式HP)

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