桑原臣の祖を仁賢朝に奉斎、樹高44メートルの大イチョウ
[住所]兵庫県豊岡市竹野町桑野本1164
[電話]0796-47-0210 - 鷹野神社
桑原神社(くわはらじんじゃ)は、兵庫県豊岡市竹野町桑野本にある神社。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「桑原神社(但馬国・美含郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
『国司文書 但馬故事記』などによれば、第22代清寧天皇3年夏5月、第10代崇神天皇の皇子、豊城入彦命の八世孫である桑原臣の祖、多奇市が、桑を植え、蚕を養い、絹を織り、これを献上したという。
多奇市は、第21代雄略天皇8年夏6月、皇后のため、桑樹を大和の初瀬朝倉広原に作ったという。この功績により、桑原臣姓が下賜された。
第25代仁賢天皇2年秋8月、多奇市がその父である久邇布を桑原邑に祀ったのが当社だという。
御祭神は、保食神・仁布命。由緒から考えれば、久邇布、あるいは天熊人命とする説もある。天熊人命であれば、保食神と関連深い。
なお、式内論社で、当社を勧請したともされる森本の同名神社は、保食神と同一視されがちな稲倉魂神を御祭神の1柱とする。
また、仁布命は不詳。久邇布のことか、桑原臣の祖の一人か。
明治までは稲蔵神社と称しており、ご祭神と関連深い、稲・五穀・食料をイメージさせる。明治14年(1881年)、現社名に改称した。
境内にある「桑原神社の大イチョウ」「桑野本の大イチョウ」として知られる大銀杏の巨樹が有名である。
県の郷土記念物で、天然記念物に指定されている。樹高44メートル、幹周8.2メートルで、イチョウとしては県下3位の巨木。樹高だけであれば最高。
秋に葉が全部落ちると、翌日には雪が降るという言い伝えがあり、地域の人々から御神木として崇められている。
例祭は10月14日で、秋季例祭。地元では秋祭りとして親しまれ、大イチョウのしめ縄作りなどが行われる。1月には「神さんおくり」と呼ばれるどんどがある。
境内社に、稲荷神社(稲倉魂命)・愛宕神社(火結神)・安長神社(級長津彦命)がある。
【ご利益】
五穀豊穣、産業振興、事業成功、一族・子孫繁栄

【関連記事】
・兵庫県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、兵庫県に鎮座している神社の一覧
[電話]0796-47-0210 - 鷹野神社
桑原神社(くわはらじんじゃ)は、兵庫県豊岡市竹野町桑野本にある神社。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「桑原神社(但馬国・美含郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
『国司文書 但馬故事記』などによれば、第22代清寧天皇3年夏5月、第10代崇神天皇の皇子、豊城入彦命の八世孫である桑原臣の祖、多奇市が、桑を植え、蚕を養い、絹を織り、これを献上したという。
多奇市は、第21代雄略天皇8年夏6月、皇后のため、桑樹を大和の初瀬朝倉広原に作ったという。この功績により、桑原臣姓が下賜された。
第25代仁賢天皇2年秋8月、多奇市がその父である久邇布を桑原邑に祀ったのが当社だという。
御祭神は、保食神・仁布命。由緒から考えれば、久邇布、あるいは天熊人命とする説もある。天熊人命であれば、保食神と関連深い。
なお、式内論社で、当社を勧請したともされる森本の同名神社は、保食神と同一視されがちな稲倉魂神を御祭神の1柱とする。
また、仁布命は不詳。久邇布のことか、桑原臣の祖の一人か。
明治までは稲蔵神社と称しており、ご祭神と関連深い、稲・五穀・食料をイメージさせる。明治14年(1881年)、現社名に改称した。
境内にある「桑原神社の大イチョウ」「桑野本の大イチョウ」として知られる大銀杏の巨樹が有名である。
県の郷土記念物で、天然記念物に指定されている。樹高44メートル、幹周8.2メートルで、イチョウとしては県下3位の巨木。樹高だけであれば最高。
秋に葉が全部落ちると、翌日には雪が降るという言い伝えがあり、地域の人々から御神木として崇められている。
例祭は10月14日で、秋季例祭。地元では秋祭りとして親しまれ、大イチョウのしめ縄作りなどが行われる。1月には「神さんおくり」と呼ばれるどんどがある。
境内社に、稲荷神社(稲倉魂命)・愛宕神社(火結神)・安長神社(級長津彦命)がある。
【ご利益】
五穀豊穣、産業振興、事業成功、一族・子孫繁栄

【関連記事】
・兵庫県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、兵庫県に鎮座している神社の一覧
コメント