往古は山頂の五社大明神、「崇健」から社名変更、10月に屋台
[住所]兵庫県加西市畑町1062
[電話]0790-42-0936

高峯神社(たかみねじんじゃ、高峰神社)は、兵庫県加西市畑町にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 山陽道神 播磨国 賀茂郡「崇健神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。御祭神は、国常立尊伊邪那岐尊伊邪那美尊天照大神月夜見神和産霊神

由緒も不詳だが、往古、五社大明神と称され、当社の背後にある神頭山の頂上に鎮座したという。

社名は、もともとは「崇健」だったが、その後、高岳(高嶽)、高廻、高嶺、高峯と変化したという説がある。

神宮寺は、高峯山曼茶羅寺。戦国時代、尼子氏の兵火で焼失、天文11年(1542年)に現在地に遷座したという。

江戸時代前期の貞享2年(1685年)、再建された。明治7年(1874年)、村社に列し、大正8年(1919年)にも造営の記録が残る。

例祭は毎年10月第2日曜日で、秋祭り。畑東・畑西・窪田・西谷東・西谷西から個性豊かな5台の屋台が練り出す。

屋台の宮入後は、美しい浦安の舞、奉納相撲などが執り行われる。境内社に、厳島神社がある。

周辺には、鏡岩や、高さ4メートル、周囲6メートルの巨岩「ゆるぎ岩」など、霊岩・奇岩を巡るハイキングコースもしっかりと整備されている。

ゆるぎ岩は、その昔、法道仙人が「善人が押せば動き、悪人が押してもびくともしない。この岩を押して動かない時は自分に邪心があるから、罪悪を懺悔して正直慈善の人に立ち返りなさい」と人の心を試させたと伝わる。

岩の中央部を押すと確かに動くこともあるようで、今も多くの人が、「動いた」「動かない」と一喜一憂する場面に遭遇することがある。パワースポットとしても知られる。

また、当社周囲の水路では、モリアオガエルやサンショウウオなどきれいな水場でしか見られない貴重な自然も楽しめる。

なお、式内社「崇健神社」の論社は他に、加東市社の山氏神社、加西市の下道山町の礒崎神社、池上町の日吉神社がある。

【ご利益】
地域安全、家内安全、夫婦和合、リフレッシュ
高峯神社 兵庫県加西市畑町
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