国史記載の「嶋御子神」、『延喜式』は嶋大國魂御子神社?
島御子神社 長崎県対馬市豊玉町曽字陰在所11
[住所]長崎県対馬市豊玉町曽陰在所114
[電話]-

島御子神社(しまみこじんじゃ)は、長崎県対馬市豊玉町曽にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 対馬国 上県郡「嶋大國魂御子神社/島大国魂神御子神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。御祭神も不明な部分もあるが、大国主神八上姫命とされる。

『続日本後紀』『日本三代実録』には、嶋大國魂神、嶋御子神の記載がある。この後者が当社を指すとされる。

ただし、『延喜式』神名帳になると、嶋大國魂神社は記載されるが、嶋御子神社は記載されない。

代わりに現れるのが、嶋大國魂御子神社。それ以前の国史に、嶋大國魂御子神は見えない。

嶋御子神が嶋大國魂御子神社になったのか、両社は別々なのか、現在に至るまで不明。

当社に関して、中世の文書にも「しまのみこ」とあり、江戸時代以降も「島之尊大明神」とあり、当社が国史の嶋御子神であることに対しては異論はない。

『対馬島誌』などでは嶋御子神が嶋大國魂御子神社になったとし、『對州神社誌』には「嶋之尊大明神」と記され、当社を式内比定している。

なお、式内社「嶋大國魂御子神社」の論社は他に、上県町佐須奈の嶋大國魂御子神社、上県町瀬田の國本神社がある。

【ご利益】
家内安全、夫婦和合、子宝・安産、縁結び
島御子神社 長崎県対馬市豊玉町曽
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