唐州の妙見崎、風待ちの要衝・妙見浦近くに鎮座する妙見信仰
[住所]長崎県対馬市豊玉町唐洲647
[電話]-
元嶋神社(もとしまじんじゃ)は、長崎県対馬市豊玉町唐洲にある神社。妙見社、妙見神社とも呼ばれ、字は妙見。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 対馬国 上県郡「大島神社/大嶋神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
創祀年代は不詳。上対馬の南西側に突き出た、唐州の妙見崎に鎮座する。この妙見浦は風待浦で、緊急の避難地として有名だという。
また、外冦に際してはいつの時も要衝の地になりえた。平時は海上安全の守護神として崇敬されたという。
『延喜式』写本により、「大嶋神社」「本嶋神社」の二通りの表記がある。通常は「大嶋」とされているが、当社は「本嶋」として有力だという。
御祭神は、素盞烏尊。ただし、『對州神社誌』には鎮宅霊符北辰妙見とあり、天之御中主神ともされる。
また、『大小神社帳』には、唐州北辰妙剣社の祭神は不詳とあり、『神社大帳』には、百済の第三皇子である琳聖太子としている。
古代から半島・大陸と日本本土を往来していた対馬の船人たちによる、北極星や北斗七星に対する信仰に根付いたのかもしれない。
神職家は阿比留家で、対馬大掾の裔だという。室町時代の応永2年(1395年)、命を受け、阿比留政行が祭祀を務め、現在までに30代を超すという。
歴代の国主が崇敬した古社で、祭費はすべて国主がまかなったという。
なお、式内社「大嶋神社」の論社は他に、豊玉町仁位の和多都美神社、権現島、上対馬町豊の島大國魂神社・那祖師神社がある。
【ご利益】
水難除け、海上安全、武運長久・勝運

【関連記事】
・長崎県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、長崎県に鎮座している神社の一覧
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元嶋神社(もとしまじんじゃ)は、長崎県対馬市豊玉町唐洲にある神社。妙見社、妙見神社とも呼ばれ、字は妙見。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 対馬国 上県郡「大島神社/大嶋神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
創祀年代は不詳。上対馬の南西側に突き出た、唐州の妙見崎に鎮座する。この妙見浦は風待浦で、緊急の避難地として有名だという。
また、外冦に際してはいつの時も要衝の地になりえた。平時は海上安全の守護神として崇敬されたという。
『延喜式』写本により、「大嶋神社」「本嶋神社」の二通りの表記がある。通常は「大嶋」とされているが、当社は「本嶋」として有力だという。
御祭神は、素盞烏尊。ただし、『對州神社誌』には鎮宅霊符北辰妙見とあり、天之御中主神ともされる。
また、『大小神社帳』には、唐州北辰妙剣社の祭神は不詳とあり、『神社大帳』には、百済の第三皇子である琳聖太子としている。
古代から半島・大陸と日本本土を往来していた対馬の船人たちによる、北極星や北斗七星に対する信仰に根付いたのかもしれない。
神職家は阿比留家で、対馬大掾の裔だという。室町時代の応永2年(1395年)、命を受け、阿比留政行が祭祀を務め、現在までに30代を超すという。
歴代の国主が崇敬した古社で、祭費はすべて国主がまかなったという。
なお、式内社「大嶋神社」の論社は他に、豊玉町仁位の和多都美神社、権現島、上対馬町豊の島大國魂神社・那祖師神社がある。
【ご利益】
水難除け、海上安全、武運長久・勝運

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