主楼谷の地に鎮座し、男女一対の朱楼石が御神体、江戸期に社殿造営
須流神社 兵庫県豊岡市但東町赤花632
[住所]兵庫県豊岡市但東町赤花632
[電話]0796-27-0013 - 中嶋神社

須流神社(するじんじゃ)は、兵庫県豊岡市但東町赤花にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「須流神社(但馬国・出石郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創祀年代や由緒は不詳。鎮座地が主楼谷と呼ばれたため、主楼明神とも称される。

当社後方の山に、朱樓石という大小二個の岩がある。男石と女石で、この「朱楼石」を御神体石としている。

これに合わせてか、御祭神は伊弉諾尊伊弉册尊の夫婦2神。

当社名も含め、いずれも「する」と読むのだろうか。であれば、「する」にはどのような意味があるのか。

主楼明神のほか、御神体石の方を取り、朱楼明神とも呼ばれたという。

江戸時代中期の正徳2年(1712年)9月、「村中息災、五穀成就」を祈願して、本殿が建立されたという。

それから約100年後、江戸時代後期の文化14年(1817年)9月に再建された。明治6年(1873年)、村社に列した。

例祭は10月11日で、秋祭例祭。

なお、式内社「須流神社」には当社以外に論社は特にないとされるが、町内佐々木の佐々伎神社の由緒に、須流大明神が登場し、関連が指摘される場合がある。

【ご利益】
夫婦和合、家内安全、子宝・安産
須流神社 兵庫県豊岡市但東町赤花
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