『三代実録』の「大岡神」か、中世以降は八幡、1月に厄除け大祭
盈岡神社 兵庫県朝来市和田山町宮内42
[住所]兵庫県朝来市和田山町宮内42
[電話]079-676-2199 - 當勝神社

盈岡神社(みつおかじんじゃ)は、兵庫県朝来市和田山町宮内にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「盈岡神社(但馬国・養父郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では県社

創祀年代は不詳。往古は石和の庄7ヶ村の総氏神だったが、中古には宮内・法道寺。岡の3ヶ村の氏神になったという。

一説に、『日本三代実録』に記載される「大岡神」に比定される。

その後八幡が勧請され、現在は、誉田別命を主祭神に、息長足姫命武内宿禰を配祀する。

弘安年間(1278年-1288年)の『大田文』に記載される石清水八幡宮の「亀別宮」の故地を当社地と比定する説がある。

明治まで、八幡宮・岡の八幡と称された。明治6年(1873年)、村社に列し、昭和8年(1933年)には郷社に、昭和16年(1941年)には県社に昇格した。

例祭は10月11日。1月中旬には250年の歴史を誇る厄除け八幡大祭があり、多数の参拝客で賑わう。

境内社に、庚申社(猿田彦命)・若宮社(豊磐間戸命)・靖国社・牛頭天王社(素盞嗚尊)・稲荷社(倉稲魂命)・妙見社(名草彦命)などがある。

御神木にシイノキがある。樹高20メートル、目通り幹囲5.5メートル。注連縄をつけた御神木の手前には賽銭箱があり、屋根の拝殿らしき建物。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散、安産、事業成功、健康長寿
盈岡神社 兵庫県朝来市和田山町宮内
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