戦国期に熊野新宮を勧請した熊野神社、境内に「豊田正冶翁の碑」
[住所]東京都世田谷区等々力3-27-7
[電話]03-3701-1617

玉川神社(たまがわじんじゃ)は、東京都世田谷区等々力にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

戦国時代の文亀年間(1501年-1504年)、世田谷城主吉良頼康が勧請して、創建された。

本社は熊野新宮で、御祭神は伊弉諾尊伊弉冉尊・事解命で、もとは熊野神社と呼ばれた。

旧等々力村の鎮守で、旧別当寺は致航山満願寺だった。明治5年(1872年)、村社に列し、明治41年(1908年)に現社号に改称された。

また、字上原にあった伊勢宮(天祖神社・神明社。天照大神)・諏訪神社(建御名方命)、字小山根にあった御嶽社(日本武尊少彦名命)を合祀した。

現在の本殿は昭和4年(1929年)、拝殿・幣殿は昭和15年(1940年)に改築された。

昭和29年(1954年)、玉川全円耕地整理組合によって「豊田正冶翁頌徳碑」の石碑が建てられた。

豊田翁は、この地累代の名家に生まれ、学を杉浦重剛に受け、その思想を実践した。

玉川村村長として、玉川村全域の耕地整理、道路整備、宅地造成に時価にして数十億の巨費と、32年の歳月をかけ、昭和32年(1956年)に完成させた。

玉川神社の真南、等々力1-25に八幡社があり、当社が兼務していたが、昭和39年(1964年)、当社に合祀された。

例祭は9月。現在は敬老の日の9月15日の前後の日曜日に行われる。境内は多くの出店と人手で賑わい、能楽堂では祭囃子が演じられる。

神輿は当社から上野毛通りの商店街を練り歩く。

境内社に、天満宮・祓戸社・八幡神社・大國社・稲荷社・三峯社・神明社がある。石獅子像やしだれ桜がある。

現在は、用賀神社などを兼務している。

【ご利益】
夫婦和合、家内安全、開運招福、勝運
玉川神社 東京都世田谷区等々力
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