景行朝に勧請、成務朝に2柱を合祀、神日吉・神奈川・加美郷
神部神社 山梨県山梨市上神内川920
[住所]山梨県山梨市上神内川920
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神部神社(かんべじんじゃ)は、山梨県山梨市上神内川にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 山梨郡「神部神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

第12代景行天皇43年、甲斐国造である塩海足尼が勅命により、近江国比叡山大山咋命)を勧請、奉斎したという。

神日吉と呼ばれたために、詰まって「神部」、そこで「神部神社」と称され、国郡鎮護の社となったという。

第13代成務天皇3年正月、神渟名川耳尊を合祭し、圭田25束3毛を賜ったという。そこで、当地は神渟名川県とよばれるようになった。

その後、地名に天皇の本名を付けることが禁じられ、神奈川となった。これが後に神部川となり、今の神内川になったという。

また、当地が古く「加美郷」と称しており、当地の小字名に神戸があったともいう。

成務天皇60年6月、大穴牟遅命を合祀したという。なお、『式内社調査報告』では御祭神を大山咋命とし、相殿に大穴牟遲命など二十神を祀るとしている。

例祭は10月15日。

なお、式内社「神部神社」の論社は他に、甲州市の当社および式内同名神社、笛吹市春日居町の賀茂春日神社がある。

また、山梨郡の巨麻郡にも「神部神社」があり、北杜市・南アルプス市下宮地・南アルプス市寺部の当社および式内同名神社、北杜市の熱那神社白山神社、韮崎市の南宮大神社が論社。

【ご利益】
地域安全、厄災除け、一族・子孫繁栄
神部神社 山梨県山梨市上神内川
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