顕宗天皇の御代に勧請、屋代秀正が勧請した諏訪社などを合祀
白山神社 山梨県北杜市明野町上神取1070
[住所]山梨県北杜市明野町上神取1070
[電話]-

白山神社(はくさんじんじゃ)は、山梨県北杜市明野町上神取にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 巨麻郡「神部神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

第23代顕宗天皇の御代に勧請したと伝わる。御祭神は伊弉册命経津主命。戦国時代の天文11年(1542年)、火災により現在地に遷座したという。

『甲斐国志』に、「上下両村の鎮守なり、黒印社領4斗4升、社地2079坪、相伝え、神部神社なり」とある。

明治40年(1907年)3月、諏訪神社(建御名方命)と伊勢神明社(大日霊女命)を合祀した。

この諏訪社は諏訪明神とも呼ばれ、社記によれば、江戸時代初期の慶長19年(1614年)、屋代越中守秀正が霊夢により勧請したものだという。

屋代秀正は、戦国時代から江戸時代初期の武将。甲府藩の小諸城代になったのは元和8年(1622年)のこととされる。秀正の墓所は、近くの勝永寺にある。

神明社は神明宮とも呼ばれ、「除地1段5畝、28坪、社地300坪、神主は赤岡平馬」などとある。

当社の例祭は4月3日、現在は4月第1日曜日。地元の女子児童による「浦安の舞」などが奉納される。10月第1日曜日にも例祭が行われる。

式内社「神部神社」の論社は他に、北杜市南アルプス市寺部南アルプス市下宮地の式内同名神社、北杜市高根町の熱那神社、韮崎市の南宮大神社がある。

また、山梨郡の式内社にも「神部神社」があり、甲州市山梨市に式内同名神社がある他、笛吹市春日居町の賀茂春日神社が論社。

【ご利益】
安産、家内安全、武運長久・勝運、開運招福
白山神社 山梨県北杜市明野町上神取
【関連記事】
山梨県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、山梨県に鎮座している神社の一覧
白山神社 山梨県北杜市明野町上神取の御朱印