雄略朝創祀の笠懸明神、水害多く旧跡を喪失、平成に社殿新築
笠屋神社 山梨県甲府市徳行5-1-1
[住所]山梨県甲府市徳行5-1-1
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笠屋神社(かさやじんじゃ)は、山梨県甲府市徳行にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 巨麻郡「笠屋神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

『甲斐国社記・寺記』によれば、第21代雄略天皇4年11月に勧請され、鎮座したという。御祭神は、大己貴命事代主命

度重なる河川の氾濫によって、旧跡を喪失、戦災による社殿の焼失などを乗り越えてきた。

『甲斐国志』によれば、笠懸明神とも呼ばれ、黒印神領高は1石8斗、反別4反あまり、社地408坪を有していたという。

しかし、明治維新で上知し、明治8年(1875年)1月、村社に列した。例祭は10月17日で、秋季例祭。

太平洋戦争の戦禍で社殿を焼失、昭和28年(1953年)、氏子により社殿・境内が整備された。また、平成9年(1997年)には氏子の寄付により新築された。

街中の平地に鎮座して、現在、境内はゲートボール場と児童公園になっており、地元の方々の憩いの場になっている。

なお、式内社「笠屋神社」の論社は非常に多く、他に、甲府市国母の熊野神社甲斐市南アルプス市の当社および式内同名神社、北杜市甲州市の諏訪神社、北杜市の五社神社がある。

【ご利益】
地域安全、商売繁盛、病気平癒
笠屋神社 山梨県甲府市徳行
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