江戸初期の桐ヶ谷開拓とともに創建とも、都内七瀑布「氷川の滝」
[住所]東京都品川区西五反田5-6-3
[電話]03-3491-6863

氷川神社(ひかわじんじゃ)は、東京都品川区西五反田にある神社。桐ヶ谷氷川神社とも。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳。『新編武蔵風土記』には元禄年間(1688年-1704年)にすでに存在していたと記録されているため、それ以前の創建。

当地の旧名である桐ヶ谷村が開拓された江戸時代初期の創建とも推定されている。主祭神は素盞嗚尊

この付近は武蔵野台地の末端にあたり、湧き水が多くあった。そのような中で当社本殿の右崖に「氷川の滝」があった。

新宿十二社権現の滝・目黒独鈷の滝・等々力不動の滝・上野音羽の滝・王子弁天の滝・王子名主の滝とともに、都内七瀑布の一。

江戸時代後期の嘉永4年(1851年)、村民がわずかに湧き出ていた泉を大きく開いて作ったもの。

往時は遠方からの人でもあったというが、現在は廃れ、滝としての名残はわずかな湧水を見られるにとどまっている。

明治41年(1908年)、村内宮の上の無格社八幡神社(誉田別尊)、無格杜広智神社(於母泥流神)、幡ヶ谷の無格杜諏訪神社(建御名方命)、無格杜広智神社(阿夜訶志古泥神)を合祀した。

境内社の忍田稲荷大明神は、平安時代後期の保延3年(1137年)、京都稲荷山より芝に勧請して創建された袖ヶ崎神社を、この合祀の際に当社境内に勧請したもの。

明治期の神社合併には、当時も多かった稲荷社が合祀されることが多かったが、当社の合祀先には稲荷社がなく、稲荷社の勧請が求められたものだろうか。

例祭は9月13日に近い金・土・日曜日。品川神社太々神楽の拍子と江戸囃子の拍子を合わせて造られた品川地方独特の品川拍子や、大神輿の渡御がある。

本社神輿は、千葉県行徳の後藤直光が昭和5年(1930年)に製作した台輪3尺9寸5分の白木総彫りの神輿。

【ご利益】
厄災除け、健康長寿、身体壮健(公式HP
氷川神社 東京都品川区西五反田
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氷川神社 東京都品川区西五反田の御朱印