日本武尊が遥拝した地、飛鳥朝の創建、20年ぶりの宮御輿の巡行
[住所]東京都港区白金2-1-7
[電話]03-3441-8842

氷川神社(ひかわじんじゃ)は、東京都港区白金にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

赤坂氷川神社麻布氷川神社など区内には複数の同名神社があり、それらと区別するため、白金氷川神社とも呼ばれる。

当地は、第12代景行天皇の時代、皇子の日本武尊が東征の際に逗留し、四方を平定して、近くの丘に登り、武蔵国一宮である大宮氷川神社を遥拝したと伝わる。

当社は飛鳥時代の白鳳年間(672年-686年)に創建された。御祭神は、素盞嗚尊・日本武尊・櫛稲田姫

江戸時代には、今の港区白金・港区白金台にあたる白金村・白金台町・今里村などの鎮守ともなった。明治5年(1872年)、村社に列した。

江戸時代中期の宝暦2年(1752年)、権現造りの社殿が造営されたが、明和9年(1772年)に目黒行人坂大円寺から出火した、いわゆる明和の大火により焼失した。

その後造営され、江戸時代後期の嘉永5年(1852年)には銅葺の拝殿も造営されたが、昭和20年(1945)4月25日の空襲により、焼失した。

現在の社殿は、昭和33年(1958年)に参道・社務所などとともに再建されたもの。

例祭は9月14日・15日。各町会の子ども神輿や大人神輿、山車などが巡行する。平成28年(2016年)には約20年ぶりに宮御輿が鳥居の外を出て、各町会を巡行した。

境内社に、後醍醐天皇・護良親王・楠正成公や203柱の吉野朝の諸忠臣を祀る建武神社と、稲荷社がある。

【ご利益】
厄災除け、家内安全、旅行・交通安全
氷川神社 東京都港区白金
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氷川神社 東京都港区白金の御朱印