大田々根子命の一族、源満仲が平野神社を勧請とも、10月にだんじり
[住所]兵庫県川西市平野2-20-21
[電話]072-793-0001 - 多田神社
多太神社(ただじんじゃ/たぶとじんじゃ)は、兵庫県川西市平野にある神社。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 摂津国 河辺郡「多太神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。
創建年代は不詳。当地は、『和名抄』にみえる河辺郡大神郷に含まれていたと考えられる。
『新撰姓氏録』摂津国神別には大神朝臣氏の同族である神人氏がみえ、「大国主命の五世孫、大田々根子命の後なり」とある。
猪名川町には東大寺の大仏鋳造のための銅を献じたと言われる多田銀山があり、この銀山と大田々根子命の末裔一族との関係も指摘される。
当初の御祭神は、祖神の大国主命と大田々根子命とされる。社名は大田々根子命の「田々」が「多太」になったという。
関連して、島下郡の太田神社、大和国葛上郡の同名の神社との関わりが指摘される場合がある。式内社には「多太神社」が多く、加賀国能美郡などがある。
『新撰姓氏録』摂津国神別には、田々内臣(たたうちのおみ)氏もある。「石上朝臣と同じき祖。神饒速日命の六世孫伊香我色雄命の後なり」。物部系のこの一族と、当社との関連は不明。
その後、多田源氏の祖、源満仲が当地に居住し、その際、京都の平野神社を勧請したとも伝わる。現在の地名はそれにちなむもので、後に当社は平野明神と呼ばれるようになったという。
源満仲に絡み、近くに多田神社があり、現在は当社もその兼務神社のようだ。当社も本来は「ただ」だが、多田神社と区別して、特に地元では「たぶと」と読まれるという。
多田院と呼ばれていた現在の多田神社の艮に位置することから、多田源氏の守護神として崇敬もされた。
現在の御祭神は、日本武尊・大鷦鷯尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊。特段今までの流れとつながりが見えない。
現在の本殿は、覆屋内にあり、内陣廚子内小箱の墨書により元禄6年(1693年)の造営だという。租物や蟇股なども時代の特徴をよく表している。
しかし、背面の蟇股や脇障子の欄間などに桃山風が認められる。天正6年(1578年)にも再建されているので、これはその際の遺材だろうとされている。
例祭は10月29日で秋祭り。3年ごとに大祭がある。だんじりの巡行があり、「にわか」と呼ばれる芸能が伝承され、だんじり上で上演されるという。
境内社に、福禄寿社などがあり、磐座が祀られている。
【ご利益】
事業成功、一族・子孫繁栄、家内安全、夫婦和合

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・兵庫県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、兵庫県に鎮座している神社の一覧
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多太神社(ただじんじゃ/たぶとじんじゃ)は、兵庫県川西市平野にある神社。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 摂津国 河辺郡「多太神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。
創建年代は不詳。当地は、『和名抄』にみえる河辺郡大神郷に含まれていたと考えられる。
『新撰姓氏録』摂津国神別には大神朝臣氏の同族である神人氏がみえ、「大国主命の五世孫、大田々根子命の後なり」とある。
猪名川町には東大寺の大仏鋳造のための銅を献じたと言われる多田銀山があり、この銀山と大田々根子命の末裔一族との関係も指摘される。
当初の御祭神は、祖神の大国主命と大田々根子命とされる。社名は大田々根子命の「田々」が「多太」になったという。
関連して、島下郡の太田神社、大和国葛上郡の同名の神社との関わりが指摘される場合がある。式内社には「多太神社」が多く、加賀国能美郡などがある。
『新撰姓氏録』摂津国神別には、田々内臣(たたうちのおみ)氏もある。「石上朝臣と同じき祖。神饒速日命の六世孫伊香我色雄命の後なり」。物部系のこの一族と、当社との関連は不明。
その後、多田源氏の祖、源満仲が当地に居住し、その際、京都の平野神社を勧請したとも伝わる。現在の地名はそれにちなむもので、後に当社は平野明神と呼ばれるようになったという。
源満仲に絡み、近くに多田神社があり、現在は当社もその兼務神社のようだ。当社も本来は「ただ」だが、多田神社と区別して、特に地元では「たぶと」と読まれるという。
多田院と呼ばれていた現在の多田神社の艮に位置することから、多田源氏の守護神として崇敬もされた。
現在の御祭神は、日本武尊・大鷦鷯尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊。特段今までの流れとつながりが見えない。
現在の本殿は、覆屋内にあり、内陣廚子内小箱の墨書により元禄6年(1693年)の造営だという。租物や蟇股なども時代の特徴をよく表している。
しかし、背面の蟇股や脇障子の欄間などに桃山風が認められる。天正6年(1578年)にも再建されているので、これはその際の遺材だろうとされている。
例祭は10月29日で秋祭り。3年ごとに大祭がある。だんじりの巡行があり、「にわか」と呼ばれる芸能が伝承され、だんじり上で上演されるという。
境内社に、福禄寿社などがあり、磐座が祀られている。
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事業成功、一族・子孫繁栄、家内安全、夫婦和合

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