藏鍵明神・鍵取明神と称された蔵鍵社を合祀、式内は前谷の地?
高瀬神社 三重県伊賀市比土字高瀬1971
[住所]三重県伊賀市比土字高瀬1971
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高瀬神社(たかせじんじゃ)は、三重県伊賀市比土にある神社。現在は神戸神社の飛地境内社である。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 伊賀国 伊賀郡「高瀬神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創建年代は不詳。御祭神は高瀬神。現在地は十二所権現があった地とされ、長田川の西、高瀬小場地の西北やや小高い場所。

江戸時代前期の寛永10年(1633年)、社殿の造営の記録が残る。明治4年(1871年)7月、村社に列した。

明治40年(1907年)11月、無格社の津島神社(建速須佐男神)・金比羅社(大物主神)・愛宕神社(火迦具土神)・市杵島社(市杵島比売神)を合祀した。

明治41年(1908年)1月、村社の蔵鍵社(猿田彦神)を合祀した。この蔵鍵社が、藏鍵明神・鍵取明神と称された式内社「高瀬神社」とも。

蔵鍵社はもとは前谷の地にあり、現在も小祠が残るという。式内の鎮座地はともかく、当社にせよ、蔵鍵社にせよ、結局は当社が式内後継社ということになる。

大正10年(1921年)、神戸神社に吸収合併され、その飛地境内社となった。神戸神社から2キロほどの距離に位置する。例祭は4月16日。

【ご利益】
交通安全、厄災除け、地域安全
高瀬神社 三重県伊賀市比土
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