金剛山の東から南、高天彦神社・高天岸野神社・高天佐太雄神社
高天三山の位置関係
高天三山(たかまさんざん)とは、高天山と呼ばれた金剛山の東から南に広がる高天と呼ばれる地域に鎮座する、延喜式神名帳に名を連ねる三つの神社の総称である。高天三座とも。

金剛山は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境目にある、標高1125メートルの山。金剛山地の主峰である。

その頂上には葛木神社が、東麓には葛城一言主神社高鴨神社などが鎮座しており、鴨・賀茂・加茂氏が濃厚の地域。

その中にあって、この三社は、創建やその由緒があまり分かっていない部分が多い。特に、高天彦神社以外は、御祭神さえもよく分からない。

「高天」は高天原のことなどともされるが、『延喜式神名帳』になぜこの「高天」を冠する神社三社が掲載されたのか、今に至るまでよくわかっていない。

高天彦神社

高天彦神社 奈良県御所市北窪
[特徴]名神大社、高天原と土蜘蛛伝承
[住所]御所市北窪158
[電話]0745-62-3001

高天岸野神社

高天岸野神社 奈良県五條市北山町
[特徴]標高800メートルの断崖、弁天さん
[住所]五條市北山町1289
[電話]0747-22-4786 - 御霊神社

高天佐太雄神社

高天佐太雄神社 奈良県五條市大澤町
[特徴]神福山頂付近、須佐能雄命か?
[住所]五條市大澤町592
[電話]0747-22-4786 - 御霊神社
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