平安期創建、大干ばつで霊験発揮、旧地は今の布施戎神社の地
[住所]大阪府東大阪市荒川3-20-18
[電話]06-6721-0664

都留彌神社(つるみじんじゃ)は、大阪府東大阪市荒川にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 河内国 渋川郡「都留弥神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

平安時代、第58代光孝天皇(在位:884年-887年)の御宇に創祀したと伝わる。もとは、現在地の東700メートルの地、今の足代に鎮座していた。

御祭神は、速秋津日子神速秋津比売神

醍醐天皇の延喜10年(910年)に大干ばつがあり、河内国の十二社に勅使を派遣して雨乞いを祈願した。その中の一社が当社。

この時、神応があって雨が降り、天皇もこの奇跡を喜んで現社号を下賜したと伝えられる。

戦国時代に天満宮(菅原道真)を相殿に祀った。そのため、近世を通じて天神と呼ばれた。

明治5年(1872年)、村社に列し、大字永和の素盞嗚命神社を合祀した。

明治18年(1885年)に大洪水によって本殿・拝殿が大破、古文書なども流出した。

大正3年(1914年)3月9日、村社の鹿島神社・産土神社・子守神社、無格社の大歳神社・子守神社・稲荷神社、天神社を合祀した。

同時に、現在地で、もとの鹿島神社の鎮座地に移転した。現在は、荒川小学校の北、住宅地の中にある。

明治・大正の合祀を経て、現在、素盞嗚尊豊受姫神少彦名命武甕槌命保食神三穗彦命推古天皇を併せて祀る。

「都留美」とも称したが、大正15年(1926年)、正式に現社号に改称した。例祭は10月15日。

なお、当社旧地には現在、布施戎神社がある。その本殿向かって右手に、当社御旅所の社殿がある。

【ご利益】
祈雨・天候、五穀豊穣・商売繁盛、学業・受験合格
都留彌神社 大阪府東大阪市荒川
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都留彌神社 大阪府東大阪市荒川の御朱印