奈良朝創祀の若宮八幡宮と、「番神さま」が昭和に合併
[住所]東京都練馬区関町北3-34-32
[電話]03-3929-2445

天祖若宮八幡宮(てんそわかみやはちまんぐう)は、東京都練馬区関町北にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

若宮八幡宮は、奈良時代に武蔵関塞が設けられた時、関塞守護神として奉斎されたと伝わる。御祭神は八幡大神(応神天皇)、仁徳天皇

関塞廃止後、長い歳月を経て、安土桃山時代の慶長年間(1596年-1615年)、関村開村に際して、村民の氏神となった。

関村は現在の関町北、関町南、関町東、立野町に相当する。ちなみに、若宮八幡宮は天祖神社の境内社になったという。

天祖神社は、『新編武蔵風土記稿』開村の条に「三十番神社、村ノ鎮守ナリ本立寺持」とある。創建は不詳。

もとは「番神さま」と呼ばれていたが、明治維新の神仏分離により天祖神社に改称された。御祭神は大日孁貴女尊。神明神社の一つである。

天祖神社は、明治41年(1908年)に溜淵の厳島神社(狭依姫命)を合祀、大正2年(1913年)に、先に稲荷社(倉稲魂命)を合祀していた竹下の厳島神社を溜淵厳島神社に合祀した。

さらに昭和49年(1974年)、天祖神社は若宮八幡宮と合祀・合併した。境内社に、厳島神社・稲荷神社・御嶽神社がある。

例祭は9月28日。例大祭・秋祭りで、露店も出て、多くの人で賑わう。

8000平米の境内は四季の緑に覆われている。アカマツの大樹が多いが、大部分はヒノキ。また、長い参道にはケヤキ・モミジ・クロマツが並木をつくっている。

参道には明治18年(1885年)・昭和53年(1978年)の二基の石造明神鳥居があり、拝殿前には安政4年(1857年)の石燈籠や、手水舎・狛犬記念碑がある。

【ご利益】
開運招福、厄災除け、家内安全
天祖若宮八幡宮 東京都練馬区関町北
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天祖若宮八幡宮 東京都練馬区関町北の御朱印