鳥取氏の祖・天湯河棚命を祀る、鳥坂寺跡、10月にだんじり祭り
[住所]大阪府柏原市高井田89
[電話]072-978-6428

天湯川田神社(あまゆかわたじんじゃ)は、大阪府柏原市高井田にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 河内国 大県郡「天湯川田神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

古代の鳥坂郷で、東に隣接して鳥取郷があって、鳥取氏の居住地だった。もともとは、「比叡の森」に鎮座したという。「比叡の森」は不詳。創建年代は不詳。

一説に、後述の第11代垂仁天皇の説話を経て、第12代景行天皇、勅命により宮柱を建て、神地・神戸を定めた、とも。

景行天皇期の創建については、境内案内にもあり、出典は『日本書紀』としているが、確認できない。

鳥取氏の祖である天湯川田奈命(天湯河棚命)を祀る。天湯川田奈命は、角凝魂命の三世孫とされる。

天湯川田奈命の本拠は和泉の日根郡鳥取郷で、その地には角凝魂命を祀る波太神社が鎮座する。子孫が河内国大県郡の当地へ移り住んだとされる。

天湯河棚命と鳥取氏といえば、『古事記』にも記載された、垂仁天皇の「しゃべらない皇子」誉津別命の伝承で知られる。

旧社家の鳥取氏宅には三尊形式の神像があり、中央の一体は白鳥を抱いているという。

当社の北1500メートルに鐸比古鐸比売神社が鎮座するが、その御祭神も垂仁天皇の皇子である沼滞別命とされる。

また、鳥取氏は三野県主氏と同族であり、八尾市上之島町には御野縣主神社がある。当社は、やはり鳥取氏に関係するとされる宿奈川田神社を兼務する。

飛鳥時代、物部守屋の舎人として難波宅を守って奮戦した捕鳥部万(ととりべのよろず)がいるが、関連は不詳。

当地には、奈良時代に聖武天皇・孝謙天皇が巡拝した河内六寺の一つ「鳥坂寺」の塔跡がある。孝謙天皇の巡拝は天平勝宝8年(756年)とされる。

『弘仁式』から官社となった。中世の状況は不詳だが、現在までに、天児屋根命大日霊貴命を併せて祀り、長らく「川田大明神」「大宮大明神」「春日社」と称した。

明治になり、明治5年(1872年)、村社に列し、現社号に復した。

例祭は10月17日に近い日曜日。高井田台だんじり祭りとして、だんじりの巡行がある。

境内社に、若宮神社・古野神社・平戸神社・山王神社がある。

【ご利益】
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天湯川田神社 大阪府柏原市高井田
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