高野山開創に協力した狩場明神、日本三大荒神の一つ、9月に献灯祭
[住所]和歌山県橋本市神野々840-1
[電話]0736-32-7484
光三宝荒神社(ひかりさんぽうこうじんじゃ、光三寶荒神社)は、和歌山県橋本市神野々にある神社。日本三大荒神の一つとされる。御朱印の有無は不明。
弘法大師空海が高野山を開創するまで、当地には七堂伽藍が甍を並べ、神野野寺として栄えていたという。
一方、『古事記』に阿知吉師として登場する阿知使主は、第15代応神天皇の頃の百済の人で、日本に来訪。その子が都如使主(つかのおみ)とされる。
都如使主の子孫に豊内丸、田村麿という2人がいて、豊内丸が空海による高野山開創に協力し、当地にあった寺院、仏像等を高野山へ提供した。
そこで当地にはわずかに観音寺だけが残った。この豊内丸が高野山では高野明神、地方では狩場明神として、今に至るまで奉斎されている。
平安時代中期の寛治4年(1090年)、白河法皇が熊野参拝の途中、当地に立ち寄り、当地の伽藍が荒廃しているのを見て、観音寺に当地興隆を一心に祈念した。
その時、巽(たつみ)の方が急に明るくなり、そちらに歩を進めると、三面六臂の鬼神が立っていた。
これが三宝荒神で、光明燐然と輝いていたところから、光三宝大荒神と呼ばれるようになった。
法皇は奈良の仏師に命じて御神体を刻ませ、祠を設けて祭祀した。
現在の御祭神は、三宝荒神の他、狩場明神と、阿多倍王命(都如使主)・坂上田村麻呂命。
1月13日に、初荒神大護摩・甘酒接待が13時から行われる。護摩木を拝殿前に設えた護摩壇で盛大に焚き上げ、無病息災・所願成就を祈願する。
当日は午前中から甘酒や食事の接待があり、護摩終了後には和太鼓・獅子舞の奉納や餅撒きも行われる。
9月3日が献灯祭で、地元では「ろうそく祭り」と呼ばれている。ろうそくや灯籠の火を捧げて無病息災・家内安全・身体健全を祈願する。
【ご利益】
無病息災、身体壮健、家内安全(公式HP)
【関連記事】
・日本三大荒神とは? - 台所、竃、火の神から、仏教や伽藍・寺院の守護神の三宝荒神
・和歌山県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、和歌山県に鎮座している神社の一覧
[電話]0736-32-7484
光三宝荒神社(ひかりさんぽうこうじんじゃ、光三寶荒神社)は、和歌山県橋本市神野々にある神社。日本三大荒神の一つとされる。御朱印の有無は不明。
弘法大師空海が高野山を開創するまで、当地には七堂伽藍が甍を並べ、神野野寺として栄えていたという。
一方、『古事記』に阿知吉師として登場する阿知使主は、第15代応神天皇の頃の百済の人で、日本に来訪。その子が都如使主(つかのおみ)とされる。
都如使主の子孫に豊内丸、田村麿という2人がいて、豊内丸が空海による高野山開創に協力し、当地にあった寺院、仏像等を高野山へ提供した。
そこで当地にはわずかに観音寺だけが残った。この豊内丸が高野山では高野明神、地方では狩場明神として、今に至るまで奉斎されている。
平安時代中期の寛治4年(1090年)、白河法皇が熊野参拝の途中、当地に立ち寄り、当地の伽藍が荒廃しているのを見て、観音寺に当地興隆を一心に祈念した。
その時、巽(たつみ)の方が急に明るくなり、そちらに歩を進めると、三面六臂の鬼神が立っていた。
これが三宝荒神で、光明燐然と輝いていたところから、光三宝大荒神と呼ばれるようになった。
法皇は奈良の仏師に命じて御神体を刻ませ、祠を設けて祭祀した。
現在の御祭神は、三宝荒神の他、狩場明神と、阿多倍王命(都如使主)・坂上田村麻呂命。
1月13日に、初荒神大護摩・甘酒接待が13時から行われる。護摩木を拝殿前に設えた護摩壇で盛大に焚き上げ、無病息災・所願成就を祈願する。
当日は午前中から甘酒や食事の接待があり、護摩終了後には和太鼓・獅子舞の奉納や餅撒きも行われる。
9月3日が献灯祭で、地元では「ろうそく祭り」と呼ばれている。ろうそくや灯籠の火を捧げて無病息災・家内安全・身体健全を祈願する。
【ご利益】
無病息災、身体壮健、家内安全(公式HP)
【関連記事】
・日本三大荒神とは? - 台所、竃、火の神から、仏教や伽藍・寺院の守護神の三宝荒神
・和歌山県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、和歌山県に鎮座している神社の一覧
コメント