東大寺大仏の守護神として宇佐を勧請「柳八幡宮」、野球のグローブ
[住所]奈良県大和郡山市柳4-25
[電話]0743-52-2746

郡山八幡神社(こおりやまはちまんじんじゃ)は、奈良県大和郡山市柳にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

奈良時代、聖武天皇の勅命により、東大寺大仏の鋳造が完成した天平勝宝元年(749年)に、 東大寺大仏の守護神として宇佐八幡神を勧請したという。

『続日本書紀』によれば、同年12月18日、宇佐八幡神を平群郡に迎え、27日に京に入り、京南の梨原宮に新殿を造って神宮とした。現在の薬園八幡神社とされる。

京入りの前日、和州薬師寺門前の休ヶ丘で一泊した。時の豪族中尾氏が勧請し、柳八幡大菩薩と尊崇し、小高き丘の上、天高くそびえ立つ老木の松の根方に奉斎した。

これが当社の起源とされ、そのため、現在も地名に「柳」が残る。御祭神は、品陀別命・比売命・大帯日姫命。県内の宇佐八幡宮系の宮では一番古い。

他に、生駒市の高山八幡神社も同様の由緒を伝える。

室町時代の寛正4年(1464年)、小田切氏築城に際して守護神とし、武運長久を祈願して、「郡山八幡宮」と称した。

安土桃山時代の天正13年(1585年)、豊臣秀長が築城の際、現在地に遷座し、郡山城累代の産土神として尊崇を受けた。

当社は柳郷に鎮座しているため、通称「柳八幡宮」と呼ばれ、社前の通りは宮の一字をとって柳町通りと呼ばれた。

境内社に、神明神社(大日孁貴命豊受大神・比売大神)、琴平神社(大物主神)、稲荷神社(玉姫大明神)、常陸神社(大己貴命少彦名命)、菅原神社(菅原道真公)、春日神社(天児屋根命・比売命)、住吉神社(底筒男命中筒男命表筒男命)がある。

当社の例祭は10月15日で、秋の大祭。7月16日には境内神明神社の例祭で、神明祭があり、夏の大祭と位置付けている。

野球のグローブを奉斎する「クラブ神社」として知られ、守備上達祈願、中古クラブの洗浄、カリブの子どもたちへの贈呈などを行っている。

【ご利益】
平穏安寧、健康長寿、家内安全、厄災除け(公式HP
郡山八幡神社 奈良県大和郡山市柳
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