「キタの堀川」十日戎で知られる欽明朝創祀の古社、境内に地車稲荷
[住所]大阪府大阪市北区西天満5-4-17
[電話]06-6311-8626
堀川戎神社(ほりかわえびすじんじゃ)は、大阪府大阪市北区西天満にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
社伝によれば、第29代欽明天皇の時代、止美連吉雄が蛭子大神の神託により、堀江で玉を得て、それを御神体として富島に蛭子大神を祀ったのに始まる。
当時は瓊見社(たまみのやしろ)・止美社(とみのやしろ)と呼ばれていた。
飛鳥時代の白雉2年(651年)に淡島明神としての少彦名命を、大宝3年(703年)には天太玉命を配祀した。
平安時代末期の平治元年(1159年)、平治の乱を避けて丹波国何鹿郡山家に遷座した。
南北朝時代の文和年間(1352年-1356年)に現在地に遷座し、以降、蛭子社・恵美須社・堀川戎社と呼ばれ、崇敬された。
明治40年(1907年)、近隣の神社を合祀して堀川神社に改称、村社に列した。
昭和20年(1945年)に戦災で全ての建物を焼失し、昭和38年(1963年)に本殿が再建された。例祭は11月20日。4月20日が春大祭。
当社の「十日戎(とおかえびす)」は、江戸時代中期から年々盛大となり、浪速年中行事随一とされ、関西一円から「えべっさん」と親しまれている。
「ミナミの今宮、キタの堀川」と並び称せられ諸人群参したという。また今宮戎、西宮戎と並び、三大戎に数えられる。
その盛大さは今もなお衰えることなく、毎年1月9日-11日の「十日戎宝の市神事」には、商売繁昌を願う参詣者数十万人が参拝する。
境内では「お神楽」のかけ声も高く、カネや太鼓の囃しも賑やかに大阪名物の十日戎の情緒が醸し出される。
参拝者に対しては連日福笹(吉兆)を授与し、盛大に浪速神楽が奉奏される。夜には、境内や参詣道の提灯、町内のボンボリにも灯が入り、幻想的な夜景となる。
境内社に榎木神社(えのきじんじゃ)がある。本殿は地車(だんじり)の形をしており、地車稲荷の通称で知られる。御祭神は、句句廼知神・宇賀御魂神。
もとは天満堀川の堀止めに側に榎があり、その根元に句句廼知神を祀る祠があった。
江戸時代後期の天保10年(1839年)、その地に本殿・拝殿を造営して正式に榎木神社を創建し、当社末社の稲生神社の御分霊を合祀した。
明治40年(1907年)に神社合祀により当社と合併して同社境内に遷座し、11尺×7尺の大地車を本殿として祀った。
昭和20年に戦災で焼失し、昭和33年(1958年)、現在地に地車型の本殿を再建した。
かつての榎の大木の根元には吉兵衛という老狸が住んでおり、毎夜、決まった時間に地車囃子の真似をしていたと伝えられる。本殿が地車型なのはそのため。
地車稲荷の神使は狐ではなく狸。願い事が叶うとその夜に地車囃子が聞こえるとされ、願いが叶ったお礼として、地車の模型や絵馬を奉納する習わしがある。
蛭子大神(えびすさま)と大国主大神(だいこくさま)の一刀彫である二福神像などの授与品も多彩。
【ご利益】
商売繁盛、事業成功、諸願成就(公式HP)

【関連記事】
・十日戎・日本三大ゑびすとは? - 「えべっさん」関西地方の冬の定番風物詩、福娘に福笹
・大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
[電話]06-6311-8626
堀川戎神社(ほりかわえびすじんじゃ)は、大阪府大阪市北区西天満にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
社伝によれば、第29代欽明天皇の時代、止美連吉雄が蛭子大神の神託により、堀江で玉を得て、それを御神体として富島に蛭子大神を祀ったのに始まる。
当時は瓊見社(たまみのやしろ)・止美社(とみのやしろ)と呼ばれていた。
飛鳥時代の白雉2年(651年)に淡島明神としての少彦名命を、大宝3年(703年)には天太玉命を配祀した。
平安時代末期の平治元年(1159年)、平治の乱を避けて丹波国何鹿郡山家に遷座した。
南北朝時代の文和年間(1352年-1356年)に現在地に遷座し、以降、蛭子社・恵美須社・堀川戎社と呼ばれ、崇敬された。
明治40年(1907年)、近隣の神社を合祀して堀川神社に改称、村社に列した。
昭和20年(1945年)に戦災で全ての建物を焼失し、昭和38年(1963年)に本殿が再建された。例祭は11月20日。4月20日が春大祭。
当社の「十日戎(とおかえびす)」は、江戸時代中期から年々盛大となり、浪速年中行事随一とされ、関西一円から「えべっさん」と親しまれている。
「ミナミの今宮、キタの堀川」と並び称せられ諸人群参したという。また今宮戎、西宮戎と並び、三大戎に数えられる。
その盛大さは今もなお衰えることなく、毎年1月9日-11日の「十日戎宝の市神事」には、商売繁昌を願う参詣者数十万人が参拝する。
境内では「お神楽」のかけ声も高く、カネや太鼓の囃しも賑やかに大阪名物の十日戎の情緒が醸し出される。
参拝者に対しては連日福笹(吉兆)を授与し、盛大に浪速神楽が奉奏される。夜には、境内や参詣道の提灯、町内のボンボリにも灯が入り、幻想的な夜景となる。
境内社に榎木神社(えのきじんじゃ)がある。本殿は地車(だんじり)の形をしており、地車稲荷の通称で知られる。御祭神は、句句廼知神・宇賀御魂神。
もとは天満堀川の堀止めに側に榎があり、その根元に句句廼知神を祀る祠があった。
江戸時代後期の天保10年(1839年)、その地に本殿・拝殿を造営して正式に榎木神社を創建し、当社末社の稲生神社の御分霊を合祀した。
明治40年(1907年)に神社合祀により当社と合併して同社境内に遷座し、11尺×7尺の大地車を本殿として祀った。
昭和20年に戦災で焼失し、昭和33年(1958年)、現在地に地車型の本殿を再建した。
かつての榎の大木の根元には吉兵衛という老狸が住んでおり、毎夜、決まった時間に地車囃子の真似をしていたと伝えられる。本殿が地車型なのはそのため。
地車稲荷の神使は狐ではなく狸。願い事が叶うとその夜に地車囃子が聞こえるとされ、願いが叶ったお礼として、地車の模型や絵馬を奉納する習わしがある。
蛭子大神(えびすさま)と大国主大神(だいこくさま)の一刀彫である二福神像などの授与品も多彩。
【ご利益】
商売繁盛、事業成功、諸願成就(公式HP)

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